今までの人生の中で数回マルチに誘われました。
しかし、マルチに手を染めたことはありませんでした。(商品購入したことはありました。)
私より先に拉致監禁脱会した霊の親が言ったこと・・・「自分が信じてよかれと思って誘った統一教会が間違いだった。だから、もう人を誘うことはしない。」・・・よくわかります。
自分が絶対と信じていたことが間違いだったのです。その人のため、社会のためと思ってやっていたことが迷惑行為でしかなかったのです。
そのショックは今でも残っているし、肝に命じています。
自分が今は正しい・正義と信じていることも実は間違いかもしれない・・・思いこまされているだけかもしれないといつも心のどこかで思っています。
マルチも経済カルトと言われていただけあって、マルチの会場に行くと心地いいです。
マルチをやっている人達もいい人に見えます。同じ思考の人達ですから、団結力がありますし、そこに加わりたいという妙な誘惑感もあります。
でも、特定の思考や独特の考えに縛られた団体にも浸かりたくないし、人を誘うこともしたくないです。だから、宗教の信者にはもうなりません。マルチの組織にも加わりません。
それに、元々・・・私は人を誘うことも、商品を説明して購入してもらうことも苦手なのです。
(私が営業の仕事についたら、試用期間中にクビになるでしょう。)
マルチの商品はまがい物もあるけど、けっこういい物もあります。商品がよくて自分に必要な物だったら購入しますが、人に勧めることはしたくないし、できません。
私と同じように、二度と宗教やマルチに関わりたくないと思う脱会者は多いのですが・・・
統一教会は毛嫌いしても、あの独特な世界観が忘れられず、同じような世界にはまってしまう人も逆に多いです。
脱会者からマルチに誘われたこと3回ありました。
まずは、私が脱会したばかりの時でした。N市の青年部で一緒だった平野さん(仮名)から突然電話がありました。平野さんは、36万双で祝福を受けましたが、相手を気に入らず断ったため、教会に行けなくなってました。(ですので、完全な脱会者ではありませんでした。文ちゃんのこともメシヤと信じてましたし・・・。)
「久しぶりに会おう」と言われたので、断る理由もないし、当時は脱会したばかりで仕事もしてなく、外出予定ができることは嬉しいことでしたし、平野さんに会いたい気持ちもありましたので、約束をしました。
一緒に水族館に行き、ランチとおしゃべりをして楽しいひと時を過ごせました。平野さんから、勅使河原夫妻の情報も聞くことができました。
数日たって、再び平野さんから電話がありました。
平野:いい化粧品があるの。説明してくれる先輩がいるから、聞いてみない?
(どこかで聞いた台詞です。)
私:それって、もしかしてマルチのようなもの?
平野:そう言われればそうだけど・・・でもホントにいい物なの。
私:私はもうそういうのはやらないと決めたから・・・話しは聞きに行かない。やってる人を否定はしないけど・・・。
平野:そう・・・
気まずい雰囲気にはならずに、電話は終わりましたが・・・以後、平野さんから電話がかかってくることはなかったです。
2回目はK青年部で一緒だった尾崎さん(仮名)でした。
脱会して1~2年は経っていたと思います。仕事はしていましたけど、まだ実家にいた頃です。尾崎さんは、K青年部でディズニーランドに行ったときに鶴子ちゃんに会った一部の人でした。その後、拉致監禁されて脱会しました。I青年部とK青年部が合併した時はもういませんでした。
尾崎さんは、私より少し前に拉致監禁により脱会した元I青年部の実践課で班長の茂木さん(仮名)と同じ牧師で説得を受けました。
茂木さんが尾崎さんに私のことを話し、尾崎さんから私に連絡がありました。
K青年部で一緒に活動はしていましたが、尾崎さんと私は仲がそれほど良かったわけではなく、プライベートなことを話したことは皆無でした。
それでも、一緒に活動していた人が脱会して連絡くれることは嬉しいことです。夕食を共にする約束をしました。
最初は、お互いの近況報告と、K青年部の共通の人の話題、統一教会の悪口等、脱会者同士の会話でした。
そのうち、尾崎さんよりア〇ウェイをやっていると言われました。ア〇ウェイは誰もが知っているマルチです。(ア〇ウェイをやっている人は、マルチではないと否定しますが・・・)
「これから集まりに行くけど、行かないか?」と言われました。
(出たーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーA=´、`=)ゞ)
ア〇ウェイだったら断る理由があるし、断れるからいいやと思い、行きました。
行ったら、マンションの1室に数人が集まって会合をしていました。(この雰囲気、どこかに似てると尾崎さんは思わないのだろうか?)
その日は、商品や入会を勧められるわけでなく、挨拶と自己紹介で終わりました。
尾崎さんは、元信者の人からア〇ウェイ入会を勧められたということでした。(その元信者の人は私は知らない人でした。)
その後も尾崎さんからは何度か電話がありましたが、「忙しい」と会うのを断ってました。
茂木さんも尾崎さんのア〇ウェイのことに困っていて、「尾崎さんがやっていることは、統一教会の時にやっていることと同じなんだよ。」と説教したこともあったそうです。
でも、聞く耳持たずという感じだったと言います。
結局、尾崎さんと二度と会うことはなかったです。いつの間にか電話も来なくなりました。
茂木さんの話しで、尾崎さんは結婚したと聞きました。
今でもア〇ウェイを続けているのでしょうか?破産したり、人を誘いすぎて人間関係を壊さない限り、ア〇ウェイは扱っている商品はまともだから、サークルの延長みたいな感じでやるのはいいとは思います。
3回目はかなり後の話しで、私が結婚した後のことです。
I支部の実トレの時、親しくなった人がいました。その人の霊の子の須田さん(仮名)からの誘いでした。
須田さんとは、統一教会時代は会ったこともありませんでした。
ただ、霊の親から須田さんのことはよく聞いてました。須田さんの霊の姉妹の高木さん(仮名)は私と同じI青年部のコスモで活動していて、同時期に拉致監禁で脱会しました。
その後、須田さんが拉致監禁で脱会しました。
高木さんから須田さんを紹介され、それから交流がはじまりました。
とはいえ、それほど親しい交流ではありませんでした。
須田さんからマルチの誘いの電話があった時は、ホントに久しぶりの電話でビックリしました。
化粧品の紹介と会わないか・・・ということでした。「そういうことはやらない。」と言い、電話を切りました。その時の須田さんの口調が統一教会で人を誘うような口調で嫌気がさしました。
その後、須田さんから連絡はありません。年賀状のやりとりもしていません。
高木さんの話しでは、私にマルチの電話をした後に、須田さんは結婚したようです。
脱会者がマルチにはまるのは、わかるような気がするけど・・・・
統一教会で痛い思いしたのに、何故同じようなものにはまってしまうのか・・・いまひとつわかりません。
私はもう・・・人を誘うのは嫌だから、ホントにホントにゴメンです。