【九月場所/千秋楽】 | 鶴竜大好き!ナオりゅうのブログ

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大相撲・井筒部屋の鶴竜関を応援するブログです☆


『人に認められたくて相撲を取っていない。

自分の相撲人生を生きています。』




これは、千秋楽から一夜明けての

鶴竜関の言葉です




皆さん、どうしましょう


ワタクシ愕然としてしまいました……


だって


人に認められたくて、認められたくて仕方なくて

必死になって土俵を務めているのかと思っていたんですもの


そう


横綱になってからというもの、特に。




驚きました


大変、驚きました






……るってぇと、ナニかい


横綱になってまだ優勝していないことを

横審、後援会等からやんややんや言われると気に病んで



外的圧力から逃れられずに


【食うに食われず】【病むに病まれず】


勝負の鬼となって

右へ左へ変化した……というワケではなしに



言葉は悪いですが


自分本位に

横綱としてど~しても優勝したくて仕方なくって


だけど、途中で左肩がまた痛くなってきたから

普通に受けたら分の悪い稀勢の里にゃ到底勝てないと思って



居直りの泥棒さながらに



【誰に何と言われようと構うものか】

【このチャンスを逃したら、優勝できねぇんだ】

【家族さえ笑顔で理解してくれればそれでいい】


と、いわんばかりの子ども染みた理屈をこねて

“勝ちにこだわって”変化した


……と、こういうワケなんですかい?


そうなんですね???




ああ、ガッカリだ


ガッカリしちまったよ、鶴竜関





もし


周囲の圧力に屈して変化で星を取りに行ったとしても

それは褒められるべきものではありますまい


私は、ある程度の範疇において

【横綱たる者こうあるべきだ】論者ですから


いかなる理由があろうとも

初手から決めてかかっての変化というのは容認できません


お涙ちょうだいの美談を求めるわけではありませんが


肩が痛かろうが初優勝を逃そうが

横綱らしく思い切り受けて立って、今ある力を出しきって負けたのなら

私はその潔さを誇るでしょう





でも鶴竜関は反対の考えだったんですね





いえね


幾分か緊張の残る面持ちで、しかし、耳を赤くして

心からの安堵を隠しきれない優勝インタビューを聞いていたら


断崖絶壁に立たされた人にも似た


キレイごとじゃ済まされない


土俵人生の本当の【覚悟】と【恐怖】ってものを

ひしひしと感じさせられたことは間違いありません



いつも私がここであれやこれや言っていることは、

実際に闘っている鶴竜関にとっては机上の空論でしかないことも

多々あるんだという現実を突きつけられたような気持ちにもなりました



まさに


“事件は会議室で起きているんじゃない!

現場で起きているんだ!” 状態




『ファンには分からないだろうけど、からだ張ってるオレらの

勝負の世界には、勝ちにこだわる厳しさも必要なんだ』


というような、いわゆる【職業・力士】の現実を見たような気もしました






横綱鶴竜の初優勝には

いちファンとして、万感胸に迫る思いがある一方


いち大相撲ファンとしては

何か大事なものに傷をつけられたような、

愛着していた指輪をどこかへ失くしてしまったような

そんな一抹の淋しさも、正直なところ、存在しています




鶴竜関

優勝おめでとう



手放しで喜べない私の心は、

あなたが三役を駆け上がって今に至るまでに

いくらかヒネちまったみたいよ





優勝おめでとう



千秋楽、決定戦の相撲があなたらしくて

実にあなたらしい、センスの光る鶴竜相撲が見られて

優勝を決めたことなどよりも、私には心底嬉しかったです



来場所も


今より『いっそう鍛え』た体で

『一回り大きくなった』あなたの相撲を楽しみにしています




末筆ながら……

お仲間のみなさまも、お疲れ様でした

今場所もたくさんのメッセージとコメントをありがとうございました


追いつかない分は、おいおい返信させていただきますm(_ _ )m




一夜明けてもこの乱文

何卒、ご斟酌くださいませ



ナオりゅう拝