今は、子供たちが外で遊べなくなっている。
もっと外に出て、土に触れていく生活に戻りたい。

土に触れる生活が心身の健康につながる。抗ストレスの妙薬は「土壌」にあった:研究結果
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以下引用

 

土壌に生息する細菌に、抗炎症や免疫調節、ストレス耐性などの性質がある──。

そんな研究結果を、米国の研究チームが発表した。

アレルギーやメンタルヘルス障害の原因のひとつとして、

わたしたちが泥や土に触れる生活から離れたことも影響していると示唆されている

現代社会では、われわれ人間の大部分が農業や狩猟採集生活から遠ざかり、

都市部で暮らしている。それからというもの、確かに生活はより便利になったが、

同時にわれわれの健康に貢献してくれる微生物との接触からも遠ざかってしまったのかもしれない。

近代社会で増加傾向にある疾患に、花粉症をはじめとするアレルギー、

ぜんそく、自己炎症性疾患、ストレス関連からくるメンタルヘルス障害がある。

その原因のひとつとして、すべてのものに抗菌剤を使用する「過剰清潔社会」が疑われているが、

われわれが泥や土に触れる生活から離れたことも一因であることが、新たな研究により示唆されている。

このほど学術誌「Psychopharmacology」で発表された論文によると、

土壌に生息する腐生性細菌マイコバクテリウム・ヴァッカエ(Mycobacterium vaccae)には、

抗炎症、免疫調節、およびストレス耐性の性質があることがわかった。

そしてこれらの保護効果は、この細菌が持つ特殊な「脂質」が要因のひとつであることが今回の研究で明らかになったのだ。