人類は技術という武器を食品に持ち込み、品種や収穫時期、そして味覚や保存期間を操作してきた。人類にはどんな食環境でも生み出せる力がある。それなのに、なぜこれほど不健康な栄養、病気、死、そして環境劣化を生み出してしまったのか? 

サンパウロ大学の公衆衛生栄養学の第一人者カルロス・モンテイロ氏が様々な種類の食品と肥満との関係を世界中で調べたところ、「超加工食品」と呼ばれる分類の食品の摂取量が増えると肥満が増えるパターンが見つかった。肥満が増えるほど、糖尿病や心疾患、脳卒中、がん、そして早死が増えるのは周知の通り。

私たちは、「超加工食品」がほかの種類の加工食品とどう違うのかを理解する必要がある。

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工業的製法で広範な加工が行われるため、ときには食品と見なされず、

「超加工製品」と呼ばれることさえある食品だ。

ペンキやシャンプーと同じ工業製品だが、

消費者の装飾的な美学や衛生観念にではなく、

味覚に訴えるよう設計されている。

一般に超加工食品の製造は、

大規模な機械によってホールフードをデンプン、

糖、脂肪、油、タンパク質、食物繊維などの成分に分解するところから始まる。

原材料となるのは、主に工業生産された高収量作物

(トウモロコシ、大豆、小麦、サトウキビ、テンサイなど)や、

集約的に生産された畜肉の挽肉やすり身である。