こんにちは!

 

成田万寿美です。

 

私は、2017年から、

IDR(社団法人 流通問題研究協会)様主催
「女性情報交換会」の座長を務めております。

 

今回は、2期10回目になります。

 

様々な風土を持つ企業の女性マネージャーや

人事担当の方が集まって、

女性が抱える課題や個人のキャリアアップ、

それらに対しての各社の取り組みを話し合って来ました。

 

今回は、ワーキングマザーを総合的に支援されている、マザー・ネット社長の上田理恵子さんをお招きし、みんなでディスカッション!

 

「会社の子育て手当てを利用することに引け目を感じる」

「子育てしている人だけが大変なのではない」

「支援サービスを社外に頼むには高額では」

「一体何のために働くのかと思ってしまう」

「復帰しても疎外感を感じる」など、

様々な忌憚のない意見が上がりました。

皆さん、正直な気持ちをお話し下さって、

私は、胸が熱くなりました。

 

そんな中で、

女性のライフイベントは、子育てだけでなく、

Wケア(子育てと親の介護)

トリプルケア(子育てと自分の病気と親の介護)など、

生涯終わることはない!

ということも明確になりました。

むしろ、これからの時代は、

「介護の問題」が増えて行くのではないでしょうか。

 

私自身はシングルで子育て経験はありませんが、

自分が大病をした時、

医師から「当分仕事は諦めてください」と言われ、

「簡単に言わないで!治療費をどうするの?

どうして食べていけばいいの?」と悩みました。

シングル・ワーキングウーマンの課題も色々あります。

結果、長期治療を選択せずに、

今を精一杯生きることを選択したんです。

(今も生きていますよ^^)

 

また、そんな中、両親の認知が進み、

母は施設に、父は昨年天国に旅立ちました。

自分の病気優先で十分な介護もしてあげられませんでした。

でも、自分の治療を拒んだことで

父を天国に見送ることだけはできました。

 

親の介護について、

苦悶する女性も多いのではないでしょうか?

私たちワーキングウーマンの課題は、

もはや、子育ての期間の問題だけではありません。

 

そして、こうしたことが、

いつまでも「女性の問題」として扱われることに、

違和感を感じます。

 

政府も企業も、表面的には、

「女性活躍社会」を掲げていますが、

実情はまだまだです!

女性役員のいない企業もたくさんあります。

女性の問題を男性役員だけに任せて

「女性活躍」もないものです。

 

女性も、与えられる制度の中で甘んじているのではなく、

「やる気」を示し、

自ら組織や社会を変える行動をすることが大切です。

 

何も声を上げず、会社や社会を嘆いていても

何も変わりません。

 

女性は、男性と同じ働き方を求めているのではありません。

男性も、組織も、世間も、

さまざまな考え方や状況があることを理解し、

互いに支え合える、

”真に心豊かな社会の実現”を熱望します。

 

まずは、一人一人の意識変革と行動からでしょうか。

 

 

成田万寿美