こんにちは!

フリーキャスター・スピーチコーチの

成田万寿美です。

 

「口ベタ」と言う言葉の意味を辞書で調べると、

1、ものの言い方が巧みでないこと

2、思っていることをうまく伝えられない人

などと書いてあります。

 

この説明を読むと、

なんだか、コミュニケーションが「下手な人」と言われているような、

ネガティブな印象を与えますよね。

 

私は、絶対にそうは思いません!!!

 

実は、どちらも、基準のあるものではありません!

個人の感じ方・捉え方による自己評価だと思っています。

 

自己評価の低い原因としては、

私たちの根っこにある「ビリーフ」と言われる

「思い込み」が考えられます。

 

「ビリーフ」は感情の深いところにあるものなので、

自分ではなかなか気づきにくいのですが、

過去の体験やトラウマが原因になっていることが多いようです。

 

例えば...

・子供の頃、親に言いたいことをちゃんと聞いてもらえなかった。

・自分の言ったことを友人に誤解されてしまった。等

その時の”心の傷”が、

「私は話しベタなんだ」と言う思い込み・決めつけになり、

大事なことほど、会話を恐れるようになったのかもしれません。

 

実はそういうご相談が多いのですが、

私は、「口ベタは強みです」と伝えています。

 

なぜなら、口ベタさんの多くは、

「相手の話を聞く」能力が高いのです。

 

一方「話したがり屋さん」の多くは、

・相手の話しをほとんど聞いていない。

・言葉は流暢ですが、相手に「伝わる話し方」をしていない。

・自分本位で一方的な話し方をしている。

こんな可能性があることに気がついていません。

 

では、「口ベタさん」が、こんな人と話す時はどうするか?

基本的には...

その人が気が済むまで、黙って聞き流すしかありません(笑)

 

上司などから「おい!聞いているのか?」と言われない為に、

軽い頷きだけは入れておきましょう(笑笑)

自慢話や、説教などの全てを受け止める必要はありませんので、

理解しようと頑張り過ぎなくて大丈夫です♡

「聞いてるよ」のサイン程度の頷きでやり過ごしましょう。

 

「この人は何が言いたかったんだろう???」

わからないのは、あなただけではありません。

私なら、途中で聴くことを放棄するかも(笑)

 

そんな人相手に、その人のペースで対話する必要は、

絶対にありません!!

こちらが疲弊するばかりですから^^;

 

「自分は話し上手」と思っている人ほど、本当は、

話し方を変える必要があることに気がついて欲しいです。

 

その点、口ベタさんは、

相手が話している間に、その人を観察する余裕があります。

話半分で聞き流しながら、その人の本心を模索したり、

自分が言いたい”一言”を考えることもできますね。

 

「聞いてなかったのか!」

と言われても、傷つく必要はありませんよ。

 

伝わっていなかったとしたら、

あなたの聞き方が悪いのではなく、

相手の話し方の問題ですから!!

 

もし話し好きさんが、相手を思いやれるまともな人なら、

聴き手が、黙って聞いてくれることがありがたく、

「話しやすい人」と感謝されるでしょう。

 

アドバイス好きな人より、

俄然、「口ベタさん」が信頼されますよ!

自信を持って「口ベタ」を強みに変えてくださいね♡

 

私はその昔、

「最高の聴き手になる!」ことを目指して

TVキャスターになりました。

対談やインタビュアーとしてのご指名も多かったですよ。

そのコツを「笑声@集中トレーニング」でお伝えしています。

 

(お宝写真:トリオ漫才!ほぼ頷いていただけの成田27歳。)