11月3日(文化の日)、
本日は「おさんぽクルーズ」という、
瀬戸内汽船という会社が企画した1日ツアーに
行ってきます。*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆
そんなワケなので、いつもより1時間早く起床なのですが・・
この時季それは、辛いんですね。
(私は惰弱者なので、ちょっと寒くなるともうキツイのです)
で、いつもはやらないことをしでかしてしまいました。
① 財布を忘れた。(サザエさん並)
② 腕時計迄、し忘れた。(地味だが、ツアー参加中にはイタイ)
・・財布を忘れて、でかけるのは、我が人生で初めてです。
まぁ、今日はお母さんと一緒♪なので、何とかなるワケなんですが・・(汗)
私どもは呉からの参加ですので、呉桟橋から出港です。
桟橋に出て、クルーズ船がくるのを待っていました。
すでに接岸しているものと思っていた・・けど、これからくるそうです。
静止画なのでまったく伝わる由がありませんが、
こんなに一所懸命、急いで迫ってくるフェリーも珍しい・・と思う位、
猛スピードでこの船は近づいてきていました。
(まったく、伝わりませんね、この画像では)
そう・・私たち母娘は、てっきりこの船が、
今日乗る、「クルーズ船」だと思っていたのです。
やっぱり(?)、ちょっとボロいけど・・よくがんばるいい子なのだろうと・・
出会って早速ですが、応援してやりたい気持ちになり、見守ってやっていたのです
・・が。
よく見ると、地味に近づいてくるもう一隻の船が・・↑
「あ、あっちが本当だ」
「クルーズ船か・・」
予想以上、以下でも・・(どっちよ) ・・まぁ、どっちでもともかく、
おさんぽクルーズのはじまりです。
鉄のくじらと(左)大和ミュージアム(右の建物)。
手を振る人に笑顔でこたえ・・たかったのはやまやまとですが、
手を振ってくれる人もそもそもいないし、
船はあっとゆーまに、呉の街を後にしてしまうのでした・・
ドドドドッ・・と。
この呉で、戦艦大和が造られて、
約3千名の主に若者たちを乗せて出航したワケです。
このクルーズ船の航路は、ほぼ同じルートを辿っているのだそう・・
まぁ、そうだろうな・・
それを聞いたのは、これから後の船会社の人の話ででしたが、そうと聞く前から、
戦艦大和に乗っていた人たちの気持ちをちょっと考えてみたりして・・
さらば、我が故郷・・
私らはホントに1日ツアーですが、
ガチで永遠に戻ってこれなかった人たちが実在するんですよね。
感慨深い航路です・・
普段、海から見ることはそう(私は)ないので・・
知っているところは、食い入る様に見てしまいますね、
“海から見たVer.”を。
この後、広島港に寄って、宮島港にも寄って・・(参加者乗りこみ完了)
厳島神社の大鳥居前を横切る。
広島県民にはおなじみの景色ですが・・行った時によって、
季節や天気などが違うので、何度見ても、シャッターを押してしまうよ。
自主的に撮りに行かなければいいんですけどね。
・・が、行っちゃう。撮っちゃった。(笑)
ここら辺、時にスナメリクジラが出てくるんだそうで・・
「もし、写真に写せたら・・」
大ラッキーとでも言ってくれるのかと思いきや、
「新聞社が買ってくれますよ」 ですと。
現金だなぁ・・(いや、現金で戴けるかわかりませんが)
鉄のくじらなら、出航前に撮ってるけど・・(何の価値もなし)
日本三景・世界文化遺産宮島の裏側(・・も、そう見る機会ないな。
いつか、自転車で一周してやろうと考えているんですが・・誰か一緒にしませんか?)
を、経由して、
21ノット(って時速40㌔位?)で航行をつづけ・・
私もいつしか、自らの眠りの世界へ、お船を漕ぎ出しておりました・・
寝こけていたってことですね。
しかし私が、船でガン寝するのは珍しいです。あんまりよく眠れないんですよね。
21ノット、おそるべし。(速度の問題?)
次に気がついた時には・・いわし漁の漁場にいました。゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚
一隻の漁船がガーッと近づいてきて、クルーズ船の扉が開いたと思うと、
おっさんが飛び乗ってきました。カッコイイ・・!
いわし漁の案内&説明(同じか・・)をしてくださるそうです。
この御方がいなければ、こうして私どもは、
こんな近場でいわし漁を見させて頂けることなど、なかったのでしょう・・多分。
ともかく、何者かわからないけど(名前はうかがいましたが・・)、えらい人です。
正直・・
そんなにいわし漁・・興味があるワケではなかったんですよね。
まぁ、年配の方なんかは、窓にへばりついて見学なさるんだろうけど・・
自分はその合間から、眺められればいいや・・位のモチベーション。
席から立つ気すらありませんでした。
(今回、指定席で真ん中の席になっており、窓から見える系はあきらめていました。
ま、日焼けの心配がないので気楽でいいけど・・)
が。
ん?
いわし漁、近い?
こんなに近くで見れるの?!
予想外の近さに、思わず立ち上がり、窓辺に陣取ってしまいました。
こんな近くで見せてもらえるのなら、全然全然全然全然、話は別です!!
「銀鱗が輝くとは正にこのことかと・・」 と、どなたかが呟いていらっしゃいましたが、
私などの感想は、
「缶のプルトップが無数に散らばっているみたいにも見える」・・でした。
そんな情緒のない人の感想など、海の藻屑と消し去りまして、
もっと実直な感動の声を・・
「うお~っ、本当の漁するところなんて、初めて見たっ!!」
思えば・・昔の友人のお父さんが漁師さんだったり、
瀬戸内出身なので、微妙に近い・・ながら、
間近で見る機会はまったくなかったんですよね。
話はよく聞くので、「実際はどんな、なのかな・・」という思いはあったんですが・・
何だ、興味はあったんじゃないか。
縁遠いし、見るのも遠いと思っていたから、あきらめていただけで・・
漁にそんなに興味がないなんて思って、ごめんなさい。
寝起きだったので、寝惚けていたんです。(そんなにウソでもない・・)
本当にそんなに興味がない人も、これだけ間近で見られたら、それは感激するかも。
この時点でも、このツアーに参加した甲斐を感じました。
いよいよ、この日最初の寄港地、「浮(ウカ)島」に上陸です。
瀬戸内海に浮かぶ、山口県周防大島町の島です。
橋はないのですが、第一次産業が盛んなので、Uターン者も多く、
子供の数が他の島に比べて多いのだそうです。
そういうのが理想ですよね・・
暮らしとか営みが機能していない場所、若年層がいない場所って、
見ているだけでも何処か淋しいので・・
それからてれてれ歩いて、いりこの加工場へ。
その道中、足下にあったマンホール。
下に「漁排」とあるんですが、
「工場から出る、魚関係の排水なんかの専用なのかな?」と話していたんですが・・
この先で、だしみたいな(笑)水が、排水されていくのを見たので、多分・・
でも、違ってたらすみません。
さっき獲れた魚たちが、ここから揚げられていくみたいです。
引き揚げられ、滑車に乗せられるところ。何となく、見せ場。
(私がこういう工程が好きなんだと思います・・(汗))
ぶあぁぁ~ん・・と、釜揚げしらすが現れる。
ご試食、どうぞ。
(※この日この時のご厚意だそうです)
こちら、工場の隅にあった赤い何か・・いか!
これも食べていいみたいだったので、味見させて頂きました。
噛めば噛む程・・味は出るけど・・
う・・ん、ちょっとの試食で、口の中がすっかり、しょっぱくなってしまいました。
喉が渇く~! 食べ過ぎ?・・いや、そんなには食べてませんよ。
新鮮だからだ、きっと。
ここはいっこも観光化されていない島なので・・本当に、生活と密着した工場という
雰囲気でした。見させて頂いて、ありがとうございました・・ お体、大事に・・
さて、ここはいっこも観光化されていない島・・と、
先述しましたが・・
しかしまさか、ここ迄とは・・
この後、お楽しみの昼食会場が・・「集会所」だったのです。
え!・・それはまぁ、別にいいんですけど・・
80名の参加者・・人類の半分が女だとして40名・・に対し、お手洗いが1つ・・
(食事前に、こんな話題をすみません・・)
昼休みの時間の使い方を、よく考えなければならないな・・と思いつつ、
昼食へ。
このツアーのお楽しみ
あなごちらし・・美味しかったです!!
「今朝、揚がったばかりの魚たち」皿。
獲ってきた人(さっきのおじさん)が(集)会場にいるので、大切に頂かないと・・
刺身はクキクキ・・コリコリです。新鮮なんですね~
天婦羅はサクッと揚がっており・・集会場の台所で80人分、揚げちゃったんですよね~
島のお母さんたちは、お料理上手だー この天婦羅、美味しかったです。
あと、いりこの甘辛く炒めたやつ・・(右上)
これで1ケ月分のCaは摂れたのではないか?という位、貪り食いました。
これなら毎日、食べたい。私はいりこ(だしが特に)、苦手なんですが・・これなら!
「揚げたて空揚げ」皿。
(※皿の名前は、勝手に付けてるだけです)
配膳は、中学生位の(って、最近の子は大きいから、まだ小学生かもね)
子供たちが・・ お手伝い、感心です。
とまぁ、こんなお昼を、お魚類を、満喫しました!!
昼食も食べ終わったところで・・②へつづきます。
次回は、浮(ウカ)島の集会所から出てちょっとその辺を、歩きます。
あと、別の島へ・・ つづく。
観光化されていないので、島の名前がバーンと表記されているものは・・これ位?