秋の島へ① 浮島編 のつづきです。
あなごちらしと獲れたて魚類皿の昼食後、
浮(ウカ)島の集落内を散策してみました。
神社です。ドーンとした佇まい・・
海の傍の神社って・・雰囲気が、何処も似ている気がします。
からっとしているというか・・山中の神社と比べて、熱い(?)カンジ・・
あんまり正面に立っていられない気がして、そそくさと退散してしまいます。
そもそも、参道にしたって、神様が通るところだから、
真ん中を歩いちゃいけないんですよね。
目の前に海があるので、それが見えるのを遮っちゃいけないんじゃないか・・とか。
何となく、そう感じちゃいます。
この神社の傍らに、こんな樹木がありました。
こんな実がなっていました。何だろ?
後で樹木や花がわりと好きな母(足が弱いので、この散策時は休んでいた)に、
聞いてみましたが、「知らん」とのこと・・ガクッ。
こちらは、言わずと知れた、みかんの実。
まだ、シーズンはこれからなので・・青いですね。
島の、小高くなっているところ迄、歩いてみました。
途中から眺めた、集落の様子です。
下の方にある(集落内)みかんの実は、この程度に色づいていましたが・・
これ、撮っている時に、みかんのいい匂いがして・・
(伝わりますか?・・ませんかね)
魚類ばかり食べて、喉が渇いていたので、ここで、
「みかん・・」「みかん酎・・飲みたい」という気分が、いっきにはじけました。
しかし、みかんばかり撮ってても仕方がないのと・・
ここら辺で「そろそろ帰ってこ~い」コール
(単に、母からの携帯着信。今日、私は腕時計を忘れてきているので、
電話してやらないと、帰ってこないと心配したのでしょう。
・・こうして携帯があるので、時間はわかるんですけど、ね)
が、鳴ったので、港に戻ることにしました。
今日のクルーズで今シーズンは最後・・らしいので、
船に乗り遅れると、春迄迎えがこないそうでしたし・・
(船会社の人が自らそうおっしゃったので、間違いなく)
定期船に乗って帰ればいいんですが・・私はほら、
今日、財布迄忘れてきているので・・
先のみかんの収穫でも手伝って、運賃を稼げば、
今月中には帰れるかもしれませんけどね。
猫だまりができていました。
猫は・・いっぱいいたねぇ~・・ さすが、島。犬も飼い犬なら見ましたけど・・
こんなHPを見つけました 山口県 浮島 HP
私の散策記事なんかより、これを見れば一発で、浮島のことがわかります。
興味のある方は是非・・行き方も泊まるところもわかりますよ!
釣り好きの人は、楽しめるんじゃないでしょうか。素朴でいい島でした。
そうして、(船には無事、何の問題もなく乗れたので)
次の寄港地・・
上関(カミノセキ)へ。
何かよく知りませんが、「鳩子の海」らしいです。(国営テレビのドラマで舞台?)
「鳩子ちゃん」なんて、米米clubの歌でしか聞いたことないよ・・(誰)
「上関」があるのは、長島という島だそうです。本土とは橋で結ばれています。
そうですから・・結構、早くに掛けられていたのですね。
広島県の島とは大違い・・
この島には自動販売機がある(先の浮島にはなかった・・)ので、
それに群がっていたら、地元ガイドさん率いる輪から遠く外れてしまいました・・
ので、すみません、ここのちゃんとした説明は書けません
(ここに限ったことではありませんが)
これなんか、多分、由緒ある建物↓なんでしょうが・・
自分には、こっちの方↓が、「ある意味、壮観!」だったりして・・
何故、ここ迄・・
栄養ドリンクののぼりを、張り巡らせようと思ったのか・・
・・ちょっとは町の名所なども・・
それから、対岸・・と言っても、こちら側が本土になるみたいです。
山口県室津半島にある「室津」。
こちらの名所は、「むろつの天ぷら」店と、「四階楼」という建造物らしい・・
実際、目の当たりにすると、「結構、好きかも・・」でした。
昔は「弁当持参で、多くの見学者が来た」とか書かれていたので、
「またまたぁ~、そんな・・」と、冷めた気持ちだったかもしれません。
この手の場所は、期待して行くと、肩すかしされることもあるので・・
が、まず、名前の由来ですが・・
四階建て(当時はめっちゃ珍しかった)で、
[楼]という字が「高い建物」という意味なので・・
四階建ての高い建物=「四階楼」なんだそうです。
明治時代に建てられ、途中旅館になり、
いまでは山口県の有形文化財だそうです。
中はこんな・・
壁にあるのは、「こて絵」だそうです。
別の階の壁にある「こて絵」。
漆喰で造られたものだそうで・・
詳しくはこて絵 ウィキ 見れば、一発でわかるかと・・(わかり易いです)
こちら、お手洗い。
画像は1階のですが、2階にもあり、当時それは、とても珍しかったのだそう。
でしょうね。
因みにダイレクトに下に落ちるだけだったそう。
それもそうでしょうね。
男性は毎回、この眺めが見渡せて、気持ちいいでしょうね。
この燈籠、結構いい物そうなのに・・こんな場所にあっていいものか?・・と、
地元ガイドさんもおっしゃっていました。
ですよね。
と、ここ迄なら、「ふつうの昔のモダン建物」ですが・・
最大の見せ場は、最上階(4階)にあるこちら↓
ステンドグラス・・越しの島景色が、味があっていい。
旅館になってからは、よっぽどの客じゃないと、
上の階に登らせることもなかったそうです。
私などは、2階の客間だったことでしょう・・
いまは時代が違うので、上がってこれてますが・・
こちら天井の鳳凰も・・昔は・・
本当は、尾っぽが部屋の隅迄、伸びていたそうなんですが・・
旅館だった頃、ご子息たちが、ほうきか何かで叩いて遊んだ為、
落っこちてしまったんだとか。
まだご健在でいらして、「実は・・」と、打ち明けされたそう。(笑)
いまはこうしてネット時代なので、「悪事、千里を駆ける」に勢いで、
広まるかもしれませんね。
が、まだ、きっと、いい方ですよ。
私なんかがこの家に生まれていたら・・
これなんか、ぶら下がって遊んで、絶対へし折ったと思います。
さて、もうひとつの見せ場(?)、天ぷら店の方です。
本当は、ここにくる前に寄っていたのですが・・(天ぷらが売り切れちゃうから)
「むろつの天ぷら」・・天ぷらと言っても、こういうすり身揚げの方です。↓
噛んだ当初、弾力が余りなく、あれ?と感じたのですが、
噛めば噛む程、ちゃんと歯応えがあって、
味も加工品臭さがなくて、美味しかったです。
中には、こんなゆるキャラも売られていました。↓
私は興味ありませんが、お好きな方は是非・・
(山口の人、すみません)
15年か前位に見た様な・・?(ひじきじゃなくて)
あと、こことは別の商店で見つけた袋パン・・
裏面を見たら、山口県のメーカーでした。隣県ではこんなパンが流通してたのね・・
ようかんパン(ぱん)
ようかんを溶かしてクリームパンにかけてみよう、という発想が、凄い。
買わなかったけど・・何故か?
【三択問題】
① 面白いと思ったものの、買う勇気がない
② 何となく食べなくても、味がわかる
③ 財布が今日はないので買えない
・・どれでしょう。
正解は、どれもある。
さて、おさんぽクルーズ(瀬戸内汽船主催)も、終盤を迎えました。
こーなってくると、何となく淋しくなってくる・・
あー、明日から●●かぁ・・みたいな。早く家に帰りたい・・とか。(日曜日か!)
が、感傷に浸ったのも束の間、再び寝こけてしまい、気がついた時には・・
瀬戸はぁ~ 日暮れて~ 夕波 小波~♪
船内では「俳句大会」が行われて、なかなか盛況の様子でした。
私は言葉のセンスがないので・・不参加して、こっちの撮影に上がっていました。
でも、上のデッキにもアナウンスが流れていて、
皆様のひねった俳句が、聞こえてくるというか聞かされるというか・・
今日の参加者には、「俳人」な方が多かった様ですね。
それにひきかえ私は、「俳人」というより「廃人」に近し・・
見切れている島影は、「宮島」です。
いい日旅立ち 夕焼けを探しに
母の背中で聞いた 歌を 道連れに ♪
どこかにも書きましたが、子供の頃、
帰りの宮島航路で「いい日旅立ち」が流れていたので、
いまでもこういう風景を見ると、その曲を思い出します。
廃人の心にも、いい詞(ことば)は染み入るのです。
夕闇迫る宮島港→小さな夜景煌めく広島港、各港で、船会社の人に手をふってもらい、
やや笑顔でこたえ、それから無事、出発地の呉港迄、帰着しました。
①②と、長々と読んでくださり、誠にありがとうございました・・
1日ツアーなので楽観視してたんですが・・もう二度と全2回では書かない・・
せめて3回に分けよう・・
≪おまけ≫
気持ちがになっていた・・けど、そのもの「みかん酎」はなかったので・・
カシスオレンジ ↓