ニューシャトルの内宿駅から徒歩を含むバス乗り継ぎで蓮田駅西口に着きました。
ここから更にバスに乗り継ぐべく東口へ。
その東口のエスカレーターの所に何やらポスターが。

翔んで埼玉の掲示

うんうん、埼玉だけじゃなくて横浜市でもそうあってほしいね。

ちなみにこの映画では武蔵野線が出てくるそうな。
saiさんとハリーが観に行ったらそのシーンでウケていたのはこの二人だけだったとか。栃木県での埼京線認知度は低いです。

さて、ここからは岩槻駅までの朝日バスに乗ります。
で、その時刻は。

朝日バス蓮田駅時刻表

1時間に1本で、平日だと14:30の後は20:47という恐ろしいものですが、八幡神社での願い事がかなったのか、好接続。12:30があります。
て、いうか、もう目の前に停まってる。

岩槻行朝日バス

危ない危ない。駅やポスターをのんびり見ていたりしたら1時間待ちになるところだった。
八幡神社でお願いしたのが効きました。

並んでいた人たちに続いて乗車すればほどなく発車。
発車間際に乗ってきた人は立ち席になるくらいの乗車です。

バスは駅前ロータリーを出て東へ向かいます。

蓮田駅東口

走り出せばすぐに埼玉県道322号との交差点に。
この道は先ほどまで通ってきた国道122号線旧道の続きです。
で、岩槻は蓮田の南ですので、てっきりここを右折すると思っていたらそのまま直進。
その先の国道122号線との交差点でもそれを無視して直進。
どこまで明後日の方向に行くんだ~、と思っていたら、元荒川に架かる宮前橋の所でやっと右折。ここまではゆっくり走っていたのですが、川に沿って快調に走りだしました。
右折してからちょっと速度が上がったのは、遅れを取り戻すためでしょうか。途中から自転車の集団が前を走っていて抜くに抜けなかったのです。その集団は宮前橋をまっすぐ走って行きました。

川沿いの道は埼玉県道154号です。植えられている桜の枝越しに川面が見えます。右側に祠が乗っている塚のようなものが見えました。

富士塚
速度が上がったので写真がうまく撮れない~。(腕のせいか(^^;)

この塚は富士塚らしいですね。
先ほどの宮前橋の所にはクイズ神社なんてのもあったし、この先には青面金剛庚申塔なんてのもあるそうな。蓮田までのバスより楽しいぞ。
(クイズ神社は久伊豆神社と書いて読み方は「ひさいず」です。この辺りにいっぱいあります。)

なんて思っていたら県道はなかよし橋で元荒川を渡ってまた東に向かい始めました。あらら。

橋を渡った先の黒浜南小学校(南)の交差点で埼玉県道162号が分岐します。なんとその交差点には宮前橋を直進した自転車集団がいてまた先を走り始めました。あららら。
そっちの方が近道だった?直進道は比較的新しく、バスは昔ながらの道を走って来たのですね。

が、昔ながらの道は進路を北にとってしまいました。なのでバスも北へ向かいます。
お~~い、そっちはまるっきり逆方向だぞ~。

その後道は徐々に東へと向きを変えていって、途中少し広いところで自転車を追い抜き、目的方向へと向かい始めました。

ところが、そのとたんに細い道を左折してまた北へ向かってしまいます。
そこのバス停名は「病院入口」。そして少し進むと病院の敷地と思われるところに入っていって、団地なのか寮なのかの建物の横を過ぎると、よく手入れされた林の中という感じの所に停車しました。
バス停名は「東埼玉病院」。
ここは国立の総合病院です。
それで納得。このバスは蓮田と岩槻を結ぶバスではなくて、蓮田と東埼玉病院を結ぶバスと岩槻と東埼玉病院を結ぶバスのふたつが1本になっているのだと。なんで遠回りを、と思っていたのですが、目的地が違っていたのですね。

到着した東埼玉病院ですが、ちょっとよくある病院と雰囲気が違います。
それは、たいてい病院と言えば無機質なビルが建っていてバス停はその近いところにあるというイメージなのですが、このバス停からは建物が見えません。先にも書いたように辺りは閑静な林です。(この表現は合ってるかな?)雰囲気はサナトリウムでしょうか。
そして更に違ったのは、「途中あまり乗降がなく立ち客もいる状態で到着したけど、それはこのバスの客が病院利用の人達ばかりでだったからで、ここで行く人と帰る人とがそっくり入れ替わる」と思っていたのに、乗った人は1名で降車客は無かった事です。
あれれ?もう年末休診なのかな?じゃこの人たちはどこまで行くんだろう。みんな岩槻が目的なのかな?

病院を出たバスは来た道を引き返してまた「病院入口」バス停を通ります。放送ではちゃんと両方「次は病院入口です」と案内が流れますが、病院へ向かう方は降車専用なのかもしれません。バス停には何もついていないポールが経っているだけです。一方
帰りのバス停には2本のポールが立っています。岩槻方面と蓮田方面でしょうか。

(参照ストリートビュー

「病院入口」バス停を通過したらバスは左折しました。更に東へ向かいます。
と、また自転車集団が先にいます。病院に寄ってる間に抜かれちゃったんですね。
どこまでこの状態なんだろう、と思っていたらふたつめの「江ヶ崎馬場」で降車ボタンが押されました。到着するとポロポロと降りていきます。ポロポロポロポロ……。あれれ?!
蓮田から乗って来た人はみんな降りてしまいました。残ったのは途中から乗ったふたりだけ。お客は3名になってしまいました。
ここでなんかイベントがあるという雰囲気でもないし、特にこれまでと変わった感じも無いけど、江ヶ崎馬場(みずほ団地)行の区間バスがある所からもこれが通常の人の流れなのでしょうね。

寂しい車内になったバスは自転車の後について進みます。車窓もそれまで途切れなく続いていた住宅が姿を消して田んぼが広がりました。

朝日バス車窓

程なく鹿室の丁字路。埼玉県道65号に突き当たりました。
今まで通ってきた県道154号は左折です。自転車がそちらへ曲がって行きます。が、バスは右折して県道65号に入ります。そしてこの道は岩槻へと通じています。やっと目的地方向へと向きを変えました。

鹿室を冠したバス停が飛び飛びに現れます。沿線はまた住宅地に代わってポツポツとお客さんが乗ってくるようになりました。
その先で裏慈恩寺、そして表慈恩寺というバス停。
慈恩寺の裏口と表口?それともそれぞれの慈恩寺があってなんやら争ってる?なんて考えていたら、バスが右折して65号から逸れてしまいました。
このまま進めば岩槻なのに今度は何処へ行く!?

曲がったとたんに辺りは新しい住宅地になって飲食店も目立つようになりました。もう岩槻なのかな?でも乗ってくる人が多いからまだかな?(後で調べたらこの辺りの地区名は岩槻でした。駅の辺りは本町。なんで?)
元荒川を渡った先で左折して南辻で県道65号にぶつかるとそちらへ右折。また車窓は古くからの街道沿いの街並みに。新しい住宅地に寄り道したのですね。
そんなの風景の中に人間総合科学大学が現れると岩槻区日の出町に入ります。
でもバス停の名は「出口」。

朝日バス出口バス停

そこでまたしても県道65号から分かれてすぐにまた右へと枝分かれする道へと町中を進むと人形の看板が見受けられるようになって、

朝日バス車窓岩槻区愛宕町

国道122号線を横切り、マンションが増えてきて、これまでと違うすっきりとした広い道へと左折するとすぐに岩槻駅西口に着きました。

朝日バス岩槻駅

時刻は13:08。走行距離約12Km。所要約40分。運賃540円。
途中ガラガラだったバスからは多くの人が降りたのでした。


ちなみに、蓮田駅から岩槻駅までの直線距離は約5Kmです。ずいぶん遠回りしたもんだなー。
そして、この区間をほぼまっすぐに国道122号線(一部旧道になってます)が通っており、国際興業のバスが運転されていて所要時間は約15分で\300なのですが、朝夕のみで本数が少なく、その上、今年の3月限りで廃止になるそうです。

岩槻駅の側線には3時間前に見た電車がまだ昼寝をしていました。

朝日バス