超!初心者のための 「化粧品開発」 入門講座③  【化粧品の原料】 について | 美容のブログ

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お早うございます
こんにちは
こんばんは 


NET美容のブログにご訪問いただき、
ありがとうございます

今回は、【化粧品の原料】について
お話ししたいと思います。

できるだけわかり易い表現をしたいと思いますが、
もしわかりにくいことなどありましたら、

遠慮なくコメントください (^-^)/
感想などもコメントいただけると
嬉しいです。

なお、あくまで初心者を対象
にしていますので、

化粧品関係のお仕事をされている方や、
化粧品に詳しい方には
物足りないかもしれませんが、

ご了承ください m(_ _ )m

注)この入門講座の内容は、私の所属する科学工学技術委員会
研究フォーラムで講演した内容に加筆編集したものです。






(ビデオの要約)                     

化粧品の原料

溶解性から、

・油相成分(油溶性成分) (ゆそうせいぶん)(ゆようせいせいぶん)

・水相成分(水溶性成分) (すいそうせいぶん)(すいようせいせいぶん)

・不溶性成分  (ふようせいせいぶん)


使用目的から、

・基剤成分 (きざいせいぶん)

・界面活性剤 (かいめんかっせいざい)

・紫外線吸収剤 (しがいせんきゅうしゅうざい)

・防腐剤 (ぼうふざい)

・色素 (しきそ)

・香料 (こうりょう)

・各種添加物 (かくしゅてんかぶつ)


●化粧品の原料

 化粧品に使われる原料は、

 一般的には使用目的により分類できますが、

ひとつの原料でも2つ以上の目的に使用されるものも多くあります。


・油相成分として使われる原料には、

 植物油鉱物油動物油などがあります。

 身近な例として、オリーブ油、ゴマ油、蜜蝋、スクワラン、など。


・水相成分としては、

 水は当然としてグリセリン、ブチレングリコール、各種保湿剤があります。


・不溶性成分は、水にも油にも溶けない顔料やパール剤などです。


・界面活性剤は、イオン性のものと非イオン性のものに
大きく分かれますが、

イオン性のものはさらに、

陰イオン界面活性剤陽イオン界面活性剤両性界面活性剤に分かれます。


紫外線吸収剤は、太陽光などの紫外線を吸収する物質で、

化粧品に配合することにより、肌に直接紫外線が届くのを防ぎます。


防腐剤は、雑菌の増殖により化粧品が腐敗変質するのを防ぐ物質で、

 多くの化粧品に配合されています。

 無添加化粧品として、防腐剤などの添加物を使用していない

 とうたっている商品もあります。


色素は、化粧品成分を着色する目的で使用されます。

水または油に溶ける染料と、どちらにも溶けない顔料とがあります。


染料は主に基礎化粧品の着色に使用され、

顔料は仕上化粧品の着色に用いられます。


顔料には、無機顔料有機顔料があり、

ファンデーションなどには無機顔料が多く使われ、

アイシャドウやリップカラーなど鮮やかな色を出すには、

有機顔料が用いられます。


香料は、製品に香りをつけたり、

 香りそのものを楽しむフレグランスに使用されます。

 香料には、天然香料合成香料がありますが、

 高価な天然香料は、合成香料の調合により香調を出すことがあります。

 高価な香水などには、天然香料も一般的に使われます。


以上です。


最後まで読んでいただき、

ありがとうございました
m(_ _)m