境界性人格障害(ボーダーライン)女王タイプ | ヒプノセラピー|催眠療法 ちょっとだけ心の悩みが軽くなる話

境界性人格障害(ボーダーライン)女王タイプ

境界性人格障害(ボーダーライン)の症状を持っている母親は、たくさんいるようです。

アメリカでは600万人の母親がこの症状をもっていると言われています。

ボーダーラインには4つのタイプがあります。

一つは、かごの鳥タイプ
一つは、みなしごタイプ
一つは、女王タイプ
一つは、魔女タイプ
です。

女王タイプで有名な人は、リンカーン大統領の妻(ファーストレディー)がいます。

彼女は、夫の職業である政治にいろいろと口を出してきました。
なかでも、南北戦争の時に、ホワイトハウスの改修工事の為の予算を要求したことは、多くのアメリカ人からヒンシュクをかいました。


このとき夫のリンカーンは次のように言いました。
「わたしがこの案をみとめることはありえない。この支払いは、まずは、私のポケットから出そう。アメリカ合衆国大統領が、兵士たちが毛布すらもてない時、この屋敷の改修に2万ドル以上の予算を認めたとなったら、アメリカ国民から非難される。」


このタイプの人は「奪われた」という自意識を持っています。
子供の頃に、何かを奪われた経験がある人が多いようです。


したがって、家や宝石、ドレスなど、いろいろな物を手に入れそれを支配する、という意識が強いのです。


先ほどの、リンカーンの妻の所有物では、夫が暗殺された後、スーツケースで64個になるほどの、使った事が無いドレスや宝飾品が出てきました。


フィリピンのニコラス大統領の妻(イメルダ婦人)は、クーデターによる夫の失脚後、数えきれない程のドレスや靴が出てきて有名になりました。


女王タイプの母親は、子供を自分の理想を映す飾り物のように思います。


子供を、他人の賞賛、関心、認識、を集める為に利用します。
母親の興味があるお稽古ごとを習わせたり、母親の重要性を反映するような服装を子供に着せたりします。


例えば、日本舞踊やバレエ、ピアノ、お茶など、母親が興味があるものを、
子供に強要して習わせたりします。子供がいやだといっても、母親はあきらめません。
服装についても、子供の学校の発表会などで、きちんとした服装を子供に着せます。
(必ずしも、このようなことをするすべての母親が女王タイプというのではありません。女王タイプの一つの傾向として、子供に対し、このような行動をとるという例えです。)


また、この女王タイプは、離婚の際、相手に法外な慰謝料や養育費を要求したりします。