提供経験の多い精子提供者の方なら年齢と妊娠率の相関について肌で実感していることと思います

初めは卵子の質や年齢により子宮内膜の厚さが薄くなることが原因かな?

と思っていた時期もあったのですが、どうやら異数性胚の割合数に大きな原因がありそうです

異数性胚とは

一対の性染色体を含めた46本が正常となり、染色体数に過不足がある胚を異数性胚という

異性性胚の場合、多くが着床しない、もしくは着床できたとしても流産や死産になってしまう

その逆が正数性胚 着床妊娠しやすい胚

女性年齢と異数性胚頻度について書かれている貴重な資料を見つけました

(このpdf資料はその他にも非常に勉強になるデータの宝庫でした)

https://www.kinutani.org/conference/pdf/2019_07_10.pdf

上から8枚目のページです

大体の数値を表すと、大体

30歳までで30%程度

35歳で35%

36歳で35%

37歳で45%

38歳で50%

39歳で55%

40歳で60%

41歳で70%

42歳で75%

43歳で85%

 

位となります

 

自身の提供回数と妊娠までの経験から言っても納得といった数字です

 

40歳以上の妊娠はなかなか成功しないためか難しいと思われがちですが、必ずしも無理というわけではなく

可能性の積み重ねですから正数性胚の期待がある40代前半までは

回数を積み重ねれば、妊娠の期待値は十分にあるのではないかと感じました

 

1年間排卵と精子が入るタイミングさえ毎回合わせられたら、年間通じれば43歳でもかなりの期待値になります

 

そもそも、実際のところ排卵と精子が入ってくるタイミングを合わせられていない人が現実的には大勢いらっしゃるのではないかなと思います

(そのタイミングが合わなければ、着床以前に受精卵になりませんので、、、どんなに若くて健康な方でも無理です)

 

また、今後はそちらのタイミングを合わせるコツや卵子の質を高めるコツについても書いていきますね