4年生になったころの体重は28kgでした。


実家から家に帰ろうとしたときに

急に心臓が痛くなって

その場で倒れてしまい、

立ち上がれなくなっていました。


そのあと、タクシーで家について

母に電話で一言


「私、しんどくて・・・」


母が朱里子さんの顔を見たときには

生気がなくなっていました。


次の日病院に行って診察してもらったところ


「やっぱり入院したほうがいい。


24kg切ったら強制的に入院させる。」


と先生が告げたが、


朱里子さんは

”入院したら体重を増やされる。”

というという恐怖でいっぱいでした。


母は拒食症について本で調べたところ、

育った環境が原因で拒食症になる人が多いと

書かれていました。


両親は

食べることを強制しても食べてくれることはないとわかっていたので、

自分から食べたくなるのをただ待つことしかできませんでした。


しばらくすると、階段の上り下りができなくなっていました。

さらにちょっとした段差でも転んでしまったり、

一度しゃがむと立ち上がれなくなっていました。


病院へ行って体重測定をした時、

”入院すると大学を卒業できない”

と思い、ポケットにおもりを入れて

体重計にのりました。


測定結果はぎりぎり24kg

実際には23kgを切っていました。


体重50kgの女性の場合、

骨格・内臓・皮膚・血液・脳を含めて22kgあるといわれています。



大学の卒業論文が完成して提出した後、

寒さが骨にしみて、骨が痛くなっていました。


どんなに厚着をしても寒さがなくなることはありませんでした。



拒食症って本当に怖いんです。

自分ではわかっているんですけど、

どうしようもできないし、

親は何もすることができないんです。


人は健康で生きることが一番だと思います。


テレビや雑誌などの影響を受けて、

極度の食事制限をして

健康を害しながら痩せるのはやめてくださいね。