AutoCAD 結局、理想的な寸法スタイルの設定はあるのか？

AutoCADの寸法スタイル設定

AutoCADを仕事に使っているユーザーが

最も悩む設定項目の一つです。

出張研修では、これまで様々な業種の企業へ

訪問してきました。

可能な限り、実務で作成されている

図面データを拝見するようにしています。

私が見た限りでは、会社ごとに様々な寸法設定を

されているのが現状です。

それどころが、図面担当者ごとに

個人個人で設定されているケースも。

敢えてざっくりと区分すると

概ね下記のようになるのではと思います。

系統図（電気、配管等）やイラストなので
そもそも寸法記入する必要がない。
図面の印刷サイズはA3かA4を使う。
現尺の図面なので寸法スタイルは、ほぼ触る必要がない。
ISO-25を使って、モデル空間に作図。
レイアウトは使用せず。
一つの図面に対して1ファイルをモデル空間のみで作図。
寸法スタイルはその都度、全体の尺度の項目を変更している。
レイアウトは使用せず。
モデル空間内に図面枠も含めた複数の図面を原寸で描く。
図面（尺度）毎に図面枠の大きさも様々。
寸法スタイルは尺度に応じて複数設定している。
レイアウトは使用せず、印刷の際には窓で囲んで範囲を指定。
モデル空間内に図面枠も含めた複数の図面を原寸で描く。
図面（尺度）毎に図面枠の大きさも様々。
寸法スタイルは尺度に応じて複数設定している。
レイアウトを使用して、ビューポート内に
モデル空間の図を表示している。
モデル空間内に複数の図面を原寸で描く。
図面枠はレイアウト上に作成し、
ビューポート内にモデル空間の図のみを表示している。
寸法スタイルは異尺度対応とするので、1種類のみ。