神麗 魂の 導き神

 宇宙総帥アリヒト



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・・・・・・・鍋を頭からひっかけられたのか」

続き

「さようでございます。それもグツグツ煮だっている鍋を頭からひっかけられたのでございます。ですから頭が大やけどをしてしまって、そして寝込んで二、三日後にはこっちに来てしまったのでございます。もう悔しくて、悔しくて、そして私、神様には申し訳ございませんが、こいつ(魂)を捕まえて、こいつを苦しめていたのでございます」

「ああ、そうだったのか。ではお前は復讐をしていたのだな」

先の侍が云っていた”河童のようにある“と云っていた意味が分かった。

まだ頭に鍋の熱湯がかかったままになっていたのだ。

ずぶ濡れの状態でハゲているようにみえたのだろう。

また、頭が剥げた原因も分かった。

やはり若ハゲになるには原因があったのだ。

「さようでございます。今でも頭がヒリヒリして痛いのでございます」

「そうか、ではお前は、この男にはどのような復讐をしているのだ」

「私、こいつの頭が何時もピリピリするように、いつも頭が痛いようにしております。ですから、こいつは何時も頭を、こう触っております”ああっ、おかしい、頭がおかしい?“と何時も。だからこいつは頭がおかしいと云うのは、いつも心の中で”俺の頭はどうしてこんなにおかしいのかなぁ、時々ヒリヒリするし痒いしどうしたことかな~”と何時も悩んでおります。」

「そうか、ではその事についてお聞きしてみよう、待っておれ」

「ああっ、分かりました」

今、喋ったことについては如何ですか

<正解です。全部あたってます。それと、髪の毛が抜けるのと、ちょっと手が荒れるんですよね。この事はどのようになっているのかお聞き願えますか>

分かりました。

では手の事も聞いてみましょう。(ハゲになった原因は、怨霊の頭に鍋のだし汁が掛かった為。故に怨霊の頭と同じようになってしまったのだ。手が荒れるのも、やはり同じだ)
 
「おい、この桂 為五郎は、頭の毛が抜けたり手が痒いと云うのだ。その事についてはどうだ」

「わ、私、こいつの頭の毛が抜けると云うのは、私と同じようにしているのでございます。私は、鍋を頭からひっかけられて大やけどをして毛もなにも全て抜けてしまったのでございます。頭の皮がとけたのでございます。ですから、こいつも同じようにしているのでございます。手も私は、頭に鍋の汁をひっかけられた時に、手で頭をパーット被ったものでございますから、手も大やけどをしました。ですから、今でも手がピリピリしております。頭もピリピリ手もピリピリ、そして、この首からズーット背中の方まで鍋の汁がかかったもんですから、今でも背中がヒリヒリして、なんか気持ちが悪くて、もうどうしょうもありません」

「そうか、頭から背中まで熱湯を被ったと言うことだな」

「さようでございます」

「では、それもお聞きしてみよう」

「分かりました」

次回続く