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・・・長女を除き家族全員が揃った事になる。
続き
今日は朝の10時から、数年前に突然死した弟さんの降霊。
両親の住まわれる家に潜んでいた怨霊の除霊。
それと、叔母さんの家に潜む怨霊の除霊。
更に、母親と叔母さんに憑依していた霊の除霊。
と、二女の方の思慕の念、それに異物と云った魂と、大変忙しかった。
これで、今日の霊的世界の相談は全て終わりだ、と気を抜いていた矢先での駆け込みだ。
精も根も尽き果てた状態だった。
が、350mmの缶ビールの差し入れを一気に2本程喉に流し込むと、不思議に気力が沸々とわいてきた。
アルコールの力は凄いものだと改めて感じ入る。
私の仕事は肉体労働ではないが精魂を使う仕事だ。
実際、精を使い切ると腰が立たなくなるほどのエネルギーを消耗する。
それに、血圧200を超え、眼圧も40超える。
脳髄から血を抜き取ったようにガックリ来る。
エネルギーを使うという事は、大変身体に負担をかけるのだ。
今回はそれに近い、もはや休む以外に体力の回復は望めないようだった。
がビールを流し込む事により活力が蘇ったのだ。
さていよいよ最後の戦いだ。
長女にとり憑いている悪霊を三女の方に移し除霊を始めた。
移したとは云っても長女から悪霊が抜けた訳ではない。
念を移したと言う事になる。
その念を私の方にも呼び込む。
すると、先ほどの首吊り自殺と思われるような仕草をまた始めた。
それで、苦しくなり両手を首にまわし食い込んだ縄を解こうとする。
がだめだ、苦しい!思わずウワーッ!と、叫び声を上げ、即刻我に返り意識を取り戻した。
一瞬だったが物凄い苦しみに襲われた。
凄い!
死の直前の苦しみだ。
自殺したものには、この苦しみが死後も永遠に続くのだ。
この時三女は、昨日化け物が現れて大暴れしたように四つん這いになり部屋中を徘徊している。
まるで、昨日の再開だ。
が一つ違うところは、今回の化け物と化した霊は眼を開けている事だ。
昨日の地獄からの奴は眼を閉じていた。
閉じていたと言うよりも開けたいが眩しくて開けられないと云ったほうが確かだろう。
漆黒の闇の中に中に長くいたから明るさにメが慣れていなかっのだ。
そして、長女にも化け物と化すものがとり憑いていたのだ。
長女の方の話からすると、長年この化け物に征服されていた、と云う事になる。
中学2年生の頃からだとすると齢13,4歳。
現在37歳として24年間の長期に渡って精神を束縛されていたと言う事になるのか。
通常の人間では計り知れないほどの苦痛や苦悩を体験させられたものと同情を惜しまずにはいられない。
この化け物は、咆哮や喚き声を出さないだけで、昨日の地獄からの逃亡者と全く同じ。
私の中に入った時は、首を絞め付けられて断末魔の様な叫び声をあげ、苦しみの姿で現れる。
が、三女に乗り移ってからはそのような動きは全くない。
次回続く