本日は、早朝から出勤し、定時にとっとと退社。
そして・・・。
あの!シルヴィ・ギエムのバレエ公演に行きました~!!!
バレエを知ってる人でないと「誰??」ってな感じでしょうか・・・。
分かりやすく言うと、今世紀最高のバレエダンサーといわれてる女性です。
1965年生まれですから・・・今40歳のはずです。
フランス人で、最初は体操の選手だったそうですが、体操の訓練の一環でバレエを習ったときに見出されたといわれてます。
その後はパリオペラ座に入り、あっというまにエトワールに昇進。
今ではフリーで踊ってますが、舞台監督もこなす才媛です。
その彼女が最後の「ボレロ」の公演に日本にやってくるというので、驚きました。
最後ってことはもう踊らないってことですよね。
彼女ももう40歳。
体力的にこれ以上踊り続けるのは困難なのかも知れません。
「ボレロ」はモーリス・ベジャールという振付家が振付けた踊りです。
世界中のダンサーで、ベジャールが認めたダンサーのみが踊ることができます。
日本では東京バレエ団の、上野水香さんや高岸直樹さんとか・・・何人か踊ってます。
(正確には覚えてないけど)
何も着ていないかのような、肌色のレオタードに黒いタイツ。
腰まで届く長い髪を下ろし、円卓の上で裸足で踊ります。
バレエで特徴的なトゥシューズもチュチュもティアラもありません。
装飾をすべて排除した踊りは、踊り手の内面まで見えるようです。
何年か前にも彼女の「ボレロ」を見ましたが、今回のはそれ以上にすばらしかった。
感動を伝えるのに、もっといい言葉があるはずなのに、見つからないのがもどかしい(笑)
ほんのひと時、この踊りの間、魂を持っていかれた感じ。
そして・・・こうしてブログを書いている今も・・・まだ余韻が残ってます。
見て、感じたその瞬間だけでなく、その後も余韻を残し、幸せな気持ちを持ち続けることが出来る。
バレエにしても歌にしても絵画にしても・・・。
芸術ってすばらしいな~と思ってしまいます。