女優と大女優 | Omnia vertuntur ~万物は流転する~

Omnia vertuntur ~万物は流転する~

気づけば作家になれていましたが
小説家ではありません。
たまにトークショー、たまにイベント企画。
そして、雑誌のグラビア企画なんかもやってます。

女優というものは、仕事とか職業というものではなく
もう生き様というか、業というか……宿命のようなものだと感じる。

立ち居振る舞い、空気感。
それがもう既に女優。


昨日のTHE SHAMPOO HATさんの公演は、遠藤留奈さんが
出演されているので万難を排して(って大した用事もないのですが)
スズナリへ。初めてご挨拶をちゃんとさせて頂き目眩がするほど大興奮。

血圧はきっと300を超えたに違いない(笑)

数年前に観た舞台で遠藤留奈さんを拝見して以来のファン……
虜……と言った方がいいかも??

脳内小説のモデルとして、勝手に何度も何度も作品に登場して頂いている。

それに、彼女だけで短編を2本も書いてしまったことがある。

創作者は、偶に、そういうミューズと呼ばれる宝物に出会うことがあるという。

私が出世していないので、ミューズだと声高に叫ぶことが出来ず
非常に残念でありますが、いつの日か、インタビュアーに

「どうやってインスピレーションを得ていますか?」と聞かれたら

「私には宝物が……」

そう答えたい。

脳内インタビュー対策にも余念がない私(笑)
早く出世しろよ!との声多数。

はい、正にその通りです。


間近で拝見する遠藤留奈さんは、もう美しい!の一言。

顔のほとんどが瞳!というほど。

ほっそりとした花のようで、ひたすらため息しか出ない。

でも、私は彼女の、どこか妖しげで……
暗さと哀しみが同居している
美しさの向う側にある怖さと業を感じさせるところを
こよなく愛している。

そこに、どっぷりハマっている。

そう感じさせるあの感じが好きでたまらない。

そ・し・て。

遠藤さんに気を遣って頂き、もう一人の大好きな女優さんの
銀粉蝶さんにご挨拶させていただいた。

しかも、お財布にサインまで頂き恐縮の極み!

これまた美しい、だけでは足りない空気感。

ワンカットずつ、清楚→ゴージャス→妖艶→気さく……
そんな風にイメージや印象が変わっていく。

大女優であるにもかかわらず、私のような何だかわからない
ペーペーファンにも気さくに温かな笑顔と対応をして下さる
お人柄に、脱帽!!!!!

昨日は興奮しすぎて全然眠れず朝を迎えた(笑)

私は、誰かの影響をうけることを良しとしない。

それでも、女優と大女優の圧倒的な生き方に
感動を禁じ得ず、怠惰な自分を反省することしきり……。

もっと、もっと、何かを生み出さねば!と焦燥感に
ぎっちりと抱かれている。