大手エステ業者が「バレエエステ」なるものを始めるそうだ。イメージキャラクターがあの吉田都さんと聞いてビックリ。
バレエはコツコツやるもの、エステはお金をかけて手っ取り早く美しくなるもの、というイメージがあるので、なんか違和感があるシラー
NHK仕事の流儀でのコツコツ練習っぷりに涙した私には「あの都さんが?」と驚きであったえっ
もちろん社内研修は受けるんでしょうけど、普通のエステティシャンでバレエの身体を理解している方ってどれくらいいらっしゃるのかしら。やっぱり普通の人から見たらバレエって色物なんですね、日本では。

お金さえ積めば好きなGPPを踊らせてくれるという仰天御教室が人気あるという話を聞いたが、なんだか似ていると思うのは私だけでしょうかドクロ

そうは言っても、そのエステとやらで「どんなことがあってもぶれない軸」とか「ピルエットをダブル以上確実に決められる脚」「何をしても歪まない骨盤」がお金払えば手に入るんだったら…私も行っちゃうかもしれないけどねべーっだ! 金額にもよるけどさお金


iPhoneからの投稿

特段の理由がないときは全体公開にしよう。
(あまりにも読者がいないので寂しくなった 笑)
仕事環境に大きな変化があり、バレエは続けているものの
ブログにまで手が回らない数年間が終わりましたので
また少しずつ書いていこうと思います。


うちは中学生以上は初心者も中上級者もひとくくりのクラス。
安定して週に2~3回通っているメンツはおのずと決まってくる。
平均して4~5人、10人いると「今日は多いな」というかんじ。

ある日のレッスン終了後、先生から直接「これから何やりたい?」とご下問が。
Vaを踊らせてくれるとかそういう意味ではなく
日々のレッスンの中でやりたいことはあるか、ということ。
バレエの稽古であまりそういうことを聞かれることはないと思うので
(生徒にそもそもそんな選択権はないから・・・)
いきなり聞かれても、うーん・・・だったのだが


ふとひらめいた。
「リバースがやりたいです!」
アレグロのリバース(グリッサードやアッサンブレなど)はポピュラーだが
それ以外のリバースはあんまり出てこない。
パ・ド・バスクのリバースとか・・・
「リバースを軽々操れる人になりたいのです」と言った。
かっこいいじゃん!速くて複雑でリバース入りのアレグロ(じゃないかも)を
「こんなの全然楽勝よーん♪」と涼しくにっこり微笑んで出来たら。

「泣くなよ~」とにやりと笑った先生が出してきたのは。
1.(トンベ→パ・ド・ブレ)のリバース→ピルエット アン・ドゥ・ダン→トンベ→パ・ド・ブレ→ピルエット アン・ドゥ・オール
2.(6番の方向でポーズ)→後ろに下がるバランセ→前の足を抜いてソッテ・アラベスク→向きを変えてピケでスースー→
   ピケ・アチチュード・デリエールでターン(上級者はランベルセ)→軸足プリエで着地してはける

2.は後ろに下がるので厳密にはリバースとは違うものだけど、いやー、世の中は広い。
いろんなリバースがあるもんだ。


しかし「普段からやってないと出来なくなるもの」って多いですね。
先生によって好き嫌いのあるパがあるので、トンベ→パ・ド・ブレやデトゥルネを多用する先生もいるし
そういえばうちの師匠はあまりブリゼやソー・デ・バスクを入れない。
昔、ゼンツァーノの女性Vaを踊らせてもらったとき、ブリゼばっかり「これでもか」と練習した結果
しばらくは得意だったのだけど、普段の稽古には出てこないのですっかり打てなくなってしまった。

まぁそれ以前につぶれかけたポアントを履いているので、あんまりバリバリ動けないというのが大きいんだが。
ブロックの足形が私には合うようで、セレナーデ→シナジー→Bモーフ ときて、最近はバランスヨーロピアンを履いてます。
しかしこれ、柔らかくて持ちがあまりよくない。(← 痩せろよ)
引き紐がゴムなので、サイドが合うのは良いけれど、あまりギューギュー絞めるとアキレス腱がつらい。
試行錯誤の結果、リボンの途中をゴムにして(自作)つま先のクッションを剥がしてから中にニスを流して履いてます。
それでもシャンクがペコペコしてきたのでもうご臨終かも。
手持ちのポアントはBモーフとバランスヨーロピアンが一足ずつ。←早くリボンつけなさい
週3で2カ月もたない・・・フリードやウェアモアのポアントも試してみたいなあ。

*全体公開にします(読んでる人がどれだけいるか不明ですが)


今の先生に師事してもう15年になろうとしている。
フルタイム常勤で時間と金を捻出して、週1~3回ペースで稽古し
2年に1回は舞台を踏んでいる。


ベビー科にいた子が大学生になり小学生は就職する歳になった。
うちはコンクールに出る子がゾロゾロいるとか、留学したり、プロになったりする子はいないので
まぁ趣味のお教室である。
高校生になっても続けてる子は、自分の意思でやっている子ばかりなので
踊りが好きな子、バレエが好きな子しか残らない。


きっと何歳になっても、趣味の範囲でも楽しんで一生懸命、上達していくのは可能だ。
自活できるほど働いて、シューズ1足から舞台の出演費に至るまで
全部自分で捻出し、誰にも迷惑をかけなければコンスタントに稽古できる。
週3回以上真面目に通えば、自分でも手ごたえが感じられるのだ。


バレエに通いやすい仕事や勤務形態を選び、
結婚したくなったらバレエに理解のある伴侶をさがす。
疲れても時間がなくてもお金が残らなくても、つらくないし犠牲だと思わない。
いよいよ通いきれなくなったらレッスン回数を減らして様子を見たり
発表会の曲数を減らしたりして調整する。
そしてまた状況が変わってきたら頑張る (n‘∀‘)η゚


受験をくぐりぬいて踊ってきた子たちも就職に向かうとさすがに考えてしまうらしい。
就職したは良いがボロボロになるまでこき使われて
1年目で退職した子が、「公務員試験を受けるために頑張る」と言いだした。
3歳からバレエを続けてきて、そこそこきれいに踊れる子だ。
コンクール経験もあるし、やめてしまうのはもったいないと思ってた。
私と同じで法律・経済出身でもなく、一流大学卒業でもない。
苦労するのは目に見えているが「人生で一番勉強したって言えるくらい勉強する」
と言うし、親も説得できたらしい。根性のある子だから結構やるかもしれないが
親戚に公務員がいたわけでもないそうだ。
しばらくぶりに稽古場に顔を出して、「踊りたかった!」という気持ちが見える
踊りをしていた。


先生にも言われたことがある。
「学生の子たちが、自分の力でバレエを続けて、普段の稽古も舞台も楽しんでいるお姉さんはステキだ、ってよく言ってるのよ」
だから簡単に諦めないで頑張りなさい、というありがたい励ましの言葉が続くのだ。
もちろんこの生活は楽ではない。頑張りすぎて怪我したこともあるし、お金だってもっと貯められるだろう。
歳も取っていくし、思うように上達するわけでもない。
伸び盛りの子供にはどんどん追い越されていく・・・


ただ単純にバレエが上達していくこと、だけではないものを得た気がします。
後輩たち(教室に入ったのは先輩な子もいるけど・・・)に背中を見られているんだなぁー。
「ああいうライフスタイルって良いな」と思われているときくと、まだ頑張れると思います。
幸せだ (∩´∀`)∩ ☆彡


そんなところで・・・より楽しく踊るために
ちゃんと痩せようっとwww