というタイトルの健康講座に先日参加してきました。

長文ですが、最後の10行くらい読んで頂ければ
今回の要旨は判って頂けるかと(^^;
お暇な方はそのままお読み頂き、
ヨダ話に付き合ってる暇なんぞなくてよ、という方は
キリトリ線すっ飛ばしてスクロールして下さい。

--------------キリトリ ココカラ--------------
さて、この健康講座ですが町でやってる無料のもので、
我が家の近所の内科の先生がPPTを使っての講演会。

その時の内容としては
「症状を見極め、受診すべきかどうかを判断することが大事。
 この地域の現況として、小児科医は不足している。
 もしも軽い症状で受診をした時に、後から重い症状の子がやってくると
 重い症状の子を見れなくなる場合もある。
 かといって、受診するなというわけではなく、見極めが大事」

という、結局何が言いたいねん、来んなって言いたいけど
それは建前上言えないから言葉濁しとんのかい。
野田・トーマス・佳彦首相のTPPの玉虫色結論もびっくり!と思って聞いていました。

でも収穫はそれなりにあって、もしも緊急のことがあれば
病院診療時間外の場合は「#8000」に電話をすると、
子どもの症状などを聞いて、対処の仕方を一緒に考えてくれるということ。
いざという時はここに掛ければいい、と思っていました。

そして昨日。
ダンナが休みだったので、金曜の夜から東京の伯母宅に
お宮参りの写真を届けがてら宿泊しました。
夜間の授乳は普段の我が家よりも暗い部屋で、
それでも特に不便はなく終了。
翌朝六時にお嬢がまた唸りだしたので、
明るいリビングで授乳をしようと思った瞬間に吐き戻しました。

上手く排気ができないことも多くて、吐き戻すこと自体は珍しくないのだけど、
「あーお嬢ちゃん、またオエってしちゃったのね」と
ガーゼで口元を拭こうとした瞬間、凍りました。
着せていた白いベストに、吐き戻したと思われるものがついていたのですが、
色が赤よりのピンク。
まだ完母で、他のものなど一切与えてないのに、トマトを食べた後みたい。
最近、乳頭に若干キズがついていたので、そこからの出血かな、と思い
絞ってみたけど出血はなく、白い母乳が出てくる。

落ち着け落ち着け、と自分に言い聞かせながら#8000にダイヤル。
すると発信するする地域から最寄りのセンターに繋がるのか、
東京の担当部署につながり、しかし今は時間外だからかけ直せ、の
録音したメッセージが流れるだけ。
焦って、#8000の案内を書いたカードに書かれている、
03から始まる番号にかけると、なぜか群馬に繋がりました。
でも、「今群馬県にいること」が最低必修条件で、
東京にいた私たちは対応できないの一点張り。
東京の担当部署の直通を教えて、と言ってもわからない、とのこと。

あんなに頼りにしよう、と思っていたのに、一気に頼りなく感じました。
でもここで対応を粘ってもしょうがない、と思ってすぐ電話を切り、
ダンナの会社の健康保険組合も
同じような24時間受け付けダイヤルがあるというのでそこにかけ、
吐き戻した時の状況やお嬢の様子(ご機嫌だった)から、
そこまで緊急性は高くはないと思うが、心配なら救急病院に行ってみては?と
アドバイスを頂き、最寄りの救急対応が出来る病院の電話番号を教えてもらいました。

その後、すぐにダンナの車で国立成育医療研究センターの
緊急外来に行き、診察をして頂けましたが、吐き戻しの色がおかしい以外、
内臓からの出血などの重篤な症状の兆候は見られないので、
自宅で様子を見るように指示を頂きました。
その後、気をつける点として

・機嫌が悪いのがずっと続く
・熱が出る
・黒い便が出る
・吐き戻しがずっと赤い

このような点があればもう一度かかったほうが良いとのこと。
何に気を付ければいいのかがしっかりわかっているだけでも
安心できる程度が全く違い、お嬢の機嫌もいいし、ひとまず伯母宅に帰り
朝食を食べた後に自宅に帰りました。

帰宅後、ベースの色は黄色なのに、黒い点々がまじったうんちが出始め、
もしも内蔵出血しているのであれば、タールのような便が出るだろうとは思ったのですが
また不安になり、隣県の総合病院を受診。
救急患者は対応します、という提示が出てるのに、
「今日はたまたま小児科医がいるから診察できるが、 
 普段は来られても見れませんから、それは理解しておいてください」と言われ、
これがサービス業だったら二度と来ねぇ!と思うところだけど
診察してもらえるならそれだけでもありがたい。
待合室でもお嬢のご機嫌は良くて、ダンナに笑顔を振りまいてました。

診察の結果、腹部を押さえてもいたがる様子もないので
腸の内壁が少し剥がれたか(よくあることだそうです)
今は出ていなくても、授乳中におっぱいと一緒に
私の乳頭から出血したかだろうとのことで、問題ないとのこと。

それでも土曜の夜は心配で、夜中に何度もお嬢の寝息を確かめました。
結果、日曜の午後には普通の黄色いうんちに戻りひと安心しました。

--------------キリトリ ココマデ--------------

ここで思ったのは、「小児科受診のコツ」なんて存在しないなぁ、ということ。
今回はお嬢が機嫌が良かったので、比較的冷静に行動できたけど
これで機嫌が悪かったり、家でお嬢とふたりきりだったら、
絶対にパニックになってどうすればいいかわからなくなってたと思います。

どの医療現場にも言えることかもしれないけど、
「手が足りないから、患者自身で受診の見極めを」という投げっぱなしでなく、
受け入れ態勢の確立をしっかりとして欲しい。
某CMじゃないけど、本当に「ママにとっては自分の命より大切な命」なんだから。
そういうことを身にしみて感じた週末でした。