詳しい情報を友人が送ってくれたので掲載します。
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障害者の権利条約をご存知でしょうか?

これは、1986年に国連で障害者の権利を当事者も過半数入って議論をはじめ、
2006年に世界へ向けて、権利条約として行渡るように各国が批准するかどうか検討をしています。

残念ながら、日本はまだ批准していません。
現在、「障害者福祉基本法」
(ややこしいのですが「障害者自立支援法」は平成24年度(2012年度)で終了し、
現在は「障害者総合福祉法」もしかしたら「障害者総合支援法」になるかも解りません)が平成25年度から始まります。

そこへ「障害者虐待禁止法」がやっと決められて、障害者の虐待問題に手が付けられ始めました。

その後現在検討中(?)若しくは閣議決定待ちの法案として「障害者差別禁止法」が出来ようとしています。

この国連会議の中で、権利条約の交渉過程において世界各国の当事者から繰り返し言われたのが、
“Nothing about us without us”という、
「私たち抜きにして私たちのことを決めないでください」
イエローリストバンドに書かれた意味です。

私たちにとって必要な事、大切な事を決める時に、
当事者が入らないで法律が決められるとしたら困ります。

特に内部障害者は、見た目に解りづらく理解が得られにくい障害者です。
就職の事、日常生活の事など駐車場や優先座席何を採っても全てこれからです。

心臓機能障害は、呼吸機能障害ではないから、簡易オキシメーターに補助金が出ない市町村がたくさんあります。
移動式の酸素吸入器を常備していてもです。

歩行が困難になって、車椅子で移動することになった内部障害者には、
車に車椅子用のリフト設置の補助金が出ません。

肢体不自由ではないからです。

身体障害者でありながら、分け隔てがある事。
それに対して当事者として声を上げていないこと。

施策を決定していく場に内部障害者がいないこと。
問題はたくさんあります。
だからこそ、
“Nothing about us without us”
「私たち抜きにして私たちのことを決めないでください」
イエローリストバンドに書かれた意味は重大な事なんですよね。

もちろん現在は、日身連で頒布していますが、「日本障害者フォーラム」(JDF)で始まった活動です。

今年の7月23日で終了しましたが、
平成21年12月8日、閣議決定により「障がい者制度改革推進本部」が設置されていました。

http://www8.cao.go.jp/shougai/suishin/kaikaku/pdf/kettei.pdf

構成員の名簿は以下です。
http://www8.cao.go.jp/shougai/suishin/kaikaku/pdf/meibo.pdf

この辺りを、ネットで見ていただければ国がどのような人たちを集めて会議を開催していたかわかります。