16TONSというバンドがいた。 バンドブームの頃だ。

 

男性4人組で、基本のパートは、ドラム(スネア)、ベース、アコーディオン(&リードヴォーカル)、バンジョーだ。 ライブでは、横一列に並び演奏していた。 当時では珍しく男性客の方がいつも多かった気がする。

ジャンル的には、アイリッシュパンクと呼ぶべきか。 比較されていたのは、The Poguesで、”和製ポーグス”と言われていた。 まあ、ポーグス自体が一般的ではないので。。。

アコーディオン&バンジョーの音色が、牧歌的ではあるが、歌詞は結構シニカルだったりする。

初期の代表曲で、僕のフェイバリットソングの一つの「うさぎ」(アルバム『冒険者たち』『16TONS』に共に収録)も、非常に辛辣な歌詞だ。

 

♪石油を食べて50年、手遅れになって大騒ぎ、牛も豚も鶏も魚も逃げ出した。。。

 

もしかしたら、インディーズ1stアルバム『冒険者たち』は、最もよく聴いたアルバムかも知れない。 今日数年ぶりに聴いても、歌詞まで完全に覚えている。 復活して欲しいバンドの一つだ。