昨日、金沢市教育プラザにて金沢市若者活躍サポート事業講演会「発達障害系 就労の道筋」を開催しました❗ たくさんのご参加ありがとうございました。


  講師は、広島文化学園大学学芸学部子ども学科准教授大野呂浩志(おおのろひろし)先生。長年特別支援学校等において授業や就労支援に携わってきた現場経験豊富な先生です。

  発達障害の様々な特性の説明の後、当事者の立場から、職場のナチュラルサポートを得るために実践するといいことや、職場側の立場から、どうすれば指示が伝わりやすいか、働きやすい環境を整えるためのアドバイスなど、関わり方のポイントが具体的事例を交えつつ紹介されました。

  第二部では、自由質問の時間ももうけられ、当事者やそのご家族、学校の先生や企業の方など、様々な立場の方からたくさんのご質問をいただきました。時間の関係上すべてにお答えすることはできませんでしたが、どれも目の前の問題と真摯に向き合っておられることがうかがえる内容ばかりでした。

  ここ数年で、発達障害という言葉だけが急速に浸透し、では実際発達障害とは何なのかという疑問に丁寧に答えてくれる人もいない中で、色々な誤解や差別が生まれたりしているように、個人的には感じられます。

  このような機会を通じて、発達障害についてよく知ることで、多くの人が抱いている、情報不足から来る不安やマイナスイメージを払拭する契機になればと願っています。