平常運転に戻らなくては | みんなに教わる介護情報伝道師ぬけが行く

みんなに教わる介護情報伝道師ぬけが行く

妻の起こした介護情報提供サービスをサポートしながら『介護はXデーが来る前に準備をしておかなければ経済的にも精神的にも大きな損をする』という持論を私は持ちました。それをいかに社会に伝えるかを模索し、その実現するための学びや行動を記していこうと思います。

先週の東北関東大震災以来、被災地の悲惨な状況、そしてまだ明らかにはなっていないものの今後やってくるに違いない様々なネガティブな予想の毒気にすっかり当たってしまい、ブログを更新する気力がストンと失せてしまっていました。

しかし、いつまでもうだうだしていても状況に何ら影響を及ぼすわけもなく、かえって状況は悪くなるだけでしょうから、少しずつ復帰していこうと思っています。

私の実家は千葉と埼玉と東京の境辺りにありますが、幸いに人的被害はなく、物的被害もそう大きくないようです。ただ新宿に放置してあるマンションは倒壊などはしていないでしょうが、内部がどの程度被害を出しているかまったくわかりません。

マンションの斜め前にあった新宿文化センターの看板が倒れていた写真を見たときには目を見張りました。もっともこの看板は副都心線の工事のために数年間倉庫入りしており、一昨年再び元の場所に設置されたものなので、その際にやや工事に不備があったのかもしれません。

マンションの部屋は9階にありますが、一応つっかえ棒をしておいたので家具が倒壊などはしていないのではないかと思います。ただ冷蔵庫のドアが開けっ放しになったりしていたら電気代が・・・おまけに今のところあの辺は停電していないようですし・・・。なんていうのは本当に被災された方から見れば小さなものだと思っています。

以前、新潟地震の際には家内は出張か何かで家におらず、一度目の地震は私も外出中。二度目の揺れの時はテレビを見ていて「今、こちらは大きく揺れています」と新幹線の脱線現場のアナウンサーの声にあわててテレビ台を押さえていたら間もなく大きな揺れ。それとともに起きたことは・・・慌てふためいたうちのおバカワンコに足を噛まれていたという泣くに泣けない事態。誰がお前がつぶれないようにテレビ台を抑えているんだ!と思いながら負傷したことを思い出します。

今回はほとんど地震というものがない岡山にたまたまいたので難を逃れましたが、もし前回と同じシチュエーションならもっとすごいことになっていたかも。または本当に家具が倒壊して私かワンコが下敷きになっていたかもしれません。そうした意味ではラッキーでした。

西日本では関東、東北のようにガソリンや物が不足しているということは一部商品を除いて今のところありません。他県同様、空いている公営住宅に被災された方の入居を受け入れることも始まるようです。また今日たまたま出席していた介護事業所職員の集いでは事業所に被災者を受け入れる際の特例について行政側から説明がなされていました

認知症などは環境の変化に大きく影響されるといいます。もし彼の地からこちらにいらした時に環境の大きな変化にかなり戸惑うことと思います。介護職もプロ故その影響を最小限に食い止めるように努力はすると思いますが、精神的ショックは少なくないでしょう。今後、どの程度の方がこちらにいらっしゃり、どの程度の方が残るのか。残った場合復興はどういうプロセスを経るのか全く不透明です。

かといって、後ろを向いていても震災前の状況になるわけではありません。ならば前を見据えてできる限り良いと思われる方向に進むのを待つのではなく、進むように微力でも動くことだと思います

自分でも戸惑うほどに文章がまとまりません。でもこれも一過性と信じて、ゆっくりでも前に歩みを進めることにしたいと思います。

みんなに教わる介護情報伝道師ぬけが行く
みんなに教わる介護情報伝道師ぬけが行く