こんばんわ☆彡
前回の更新では手掘りトンネルを抜け
快走区間に入ったところまでの行程を
記載しました
ここまででも、
お腹一杯になるくらい酷道を満喫しましたが、
酷道193号はまだまだ南へ南へ続きます、、、
黄色い橋が視界に飛び込んできます。
信号もない交差点ですが、
ここも国道195号と193号が交わる交差点。
酷道193はここを右に曲がって、
しばらく195号との重複区間を進みます。
黄色い橋はその名も『出合橋』。
色といい名前といい、なんか幸せな気分になれる橋です
そう長くはないトンネルですが、幅が狭いわりに
大型のダンプが結構たくさん走っているので
信号はかならず守りましょう
トンネルを過ぎて4キロほど走ると
国道195号と別れて再び193の本領発揮です。
分岐があっても、道幅があまり変わらないため
どれが酷道193でどれが町道か判別がつかない状態です
でも写真の奥にある青い看板が「193はこっちだよ」って
教えてくれています親切というか、なんというか…。
最後の大きな峠、『霧越峠』に向けて走ります
ツーリングマップルにも注意書きのある区間ですが、
ほんとにガードレールもないし、
路面には石、枝、コケ、穴と様々なトラップがあり
30㎞くらいは気の抜けない状態が続きます。。。
ここまでくると本気で国道か心配になってきます
せっかくなので渡ってみようと思い近づいてみると、、、
少しずつだけど、確実に、自然へかえって行っています。。。
注意書きっぽいものが、足元に落ちていたので見てみると
ってそういう問題じゃないやろ~!!
と思わず突っ込んだ声が深い山に響きました
渡りたいのはやまやまでしたが、
この1時間に1台の車ともすれ違わないような場所で
怪我をしたらシャレにならないので写真だけで我慢しました。
さすがに疲れを感じてきたので小休止
愛車SRのエンジンを止めると、
周りには木のざわめきだけが聞こえます。
ポッキーで糖分補給しながら地図をチェック。
この先のルートから宿までの時間を再計算すると
予定よりも1時間早く動いていることが判明。
それならばと、
事前の調査で気になっていた峠も
ついでに制覇しようと思い立ちました
そんなことを考えつつ地図を眺めていると、
一滴の水滴が地図に落ちてきました
振り返ると、
さっき走ってきた四国山地からモクモクとガスが発生。
遠くではけっこうジャブジャブいってるみたい
ただでさえコケだらけで滑りやすい路面が濡れると
もうお手上げ状態になってしまうので、慌てて出発
本降りにこそなりませんでしたが、
それでも路面がほんのり濡れてきます。
慎重に、慎重に酷道を進んで山を下ります。
ここから先、酷道193はゴールの太平洋まで快走路になります。
つまり、酷道区間はここでとりあえず制覇
さらに193を南下していくと雨の心配もなくなったので
“ついで制覇目標”の峠へ向かいます
国道193号快走区間にある交差点から左折すると行けます。
この道も結構な狭路でした
さっきまでの酷道区間を思い出させる道を
10キロほど上ると見えてきました。
名前からしてゆるーい感じ。
厳密にはこの更に先にある奥谷トンネルが「ヤレヤレ峠」
らしいのですが、特になにもありませんでした
トンネルには「やれやれ」と平仮名で表記されている点も
なかなかユルくて楽しませてくれます
ちなみに、名前の由来には諸説あるようですが、
なんでも昔、化け物に追われた人がここまで逃げてきて
「やれやれこれで助かった」と言ったとか、言わなかったとか。
どっちにしも、こんなところで化け物には追われたくないもんです
とりあえず、ヤレヤレ峠制覇ということで
来た道を帰って国道193号に戻ります
本当は反対側に降りたほうが宿まで距離も時間も短いんですが、
今回の旅の目的はあくまでも「全線走破」なので
意地でも戻ります。笑
ゴールの太平洋(国道55号との交差点)まであと少し!!
この先の交差点が193号の終点。
高松の中新町交差点から5時間50分。
159㎞の道のりでした
宿は宍喰に取ってあったので、
そこまでは国道55号をシーサイドツーリング
宿に着いて、温泉に入ってくたびれた身体を癒します
無限S字地獄続きで、
今日一日で何百回あの重いクラッチを握っただろう…すでに左前腕が痛い
でもこの充実感は最高です
To be continued