カナダに住んでいると交渉力が大事だなと感じることが多いです
もちろんルールはあるんだけど、交渉でどうにでもなることが日本よりもずっと多い感じ。
The squeaky wheel gets the grease 🚘
言わなきゃ分からない、言わないと満足してるとみなされるため、主張する力を幼い頃から要求されます。
うちの子たちはダメね〜
日本人の血が入ってるから？本人達の控えめな性格もあるだろうけど、断られる(傷つく)のが嫌なんだろうね
そして私も手を差し伸べちゃうのです
だって困っているのを見過ごせないじゃん？
最近は意識して「何？言ってごらん？」って自ら頼ませるようにしてるけど。
その掛け声がないと、永遠にモジモジしてそう・・。
【勇気を出して言ってみる】ことはカナダで生活していく上でとても重要なことなのです
切実なところではお給料ね
私はボランティア価格感覚で仕事をしているから、正直、数ドル上げてもらったところで生活は変わらないし、そもそも交渉できる立場でもないと思ってます。
毎日予算がギリギリだと聞かされているしね（20年前から変わってないんだって！有り得ない）
それでも二年目に時給1ドル昇給されたけど
一方、夫は一家の稼ぎ頭
ちょうど2年前に管理職を下りて(年収を数百万円減らして)から、インフレで物価は爆上がりしてるけど賃上げについては音沙汰なし
(去年上げてもらったのかなぁ、覚えてない)
むしろコロナ禍のストリーミングブームが終わりーの、昨年夏のハリウッド俳優ストライキの影響もありーので、夫の会社も次の契約が取れなくてギリギリの状態
その結果、去年の暮れあたりから同僚が次々と解雇されていったので、次は我が身かと恐れていた時期もありました
現在は新しいプロジェクトのGOサインが出て忙しくなり、先数年の雇用は保証されたものの、この状況でお給料上げて
なんてお願いできるわけもなく・・
そんな中、夫の友達(全然違う業界)が「この歳になると、わずかな賃上げよりも休みを多くもらえる方が嬉しい」と、有給休暇を年間5週間取れる契約にしてもらったと
休暇なら会社の金銭的負担はないので（自分の仕事を誰か他の社員がカバーすることになるから、社員の負担にはなるけど）交渉する余地はあるよねということで、人事と話すことにしたようです
こういう話をするにあたって、People Skill：人と良い関係性を作れるスキルがすごく大事で、話す相手と元々いい関係性を築けていないと、交渉もうまくいかない
そしてあまり自分の意見を主張しすぎて「こいつ面倒臭いな」と思われたら、仕事が少ない時のレイオフ候補になってしまうし、すでに夫の年収は同役職の同僚よりも高い(と思う)ので、そこも気をつけなきゃいけない
今までの経験とスキルを評価してもらえての上乗せなので、今みたいな新プロジェクト立ち上げ時に即戦力として借り出されてトントンなのかなとも思ったり
でも話してみなきゃ分からないよね？！
幸い、夫の人の良さで人事の人たちとの関係性は良好のようなので、気軽な話し合いの時間を設けてもらいました
話し合いでは、案の定 予算の関係で賃上げは難しい状況ではあるけど、有給休暇を増やすくらいなら問題ないと思う、という方向性で上層部に掛け合ってもらったところ・・
有給休暇一週間に加え、期待していなかった年収UPもついてきた！！！
・・言ってみるもんだねぇ
夫の会社はボーナスとかないので、賃上げという形で仕事ぶりを評価してもらってるってことなのかな・・？
自己申告制だけど
有給一週間(とその賃上げ分を足しにして)で、来年もメキシコ行けるじゃん
え・・どうする？行く・・？と、少しだけその気になってきています・・笑
長女は3日に一回はLa Palapa〜
と、カンクン旅行を思い出してはうっとりしてますが
次女は隣で無言です
とりあえず最近増えてきた、週末の外食費にさせてもらいましょうか
外食費で昇給分はすぐ無くなりそうだな〜💸
