25 Vendredi Novembre

今週半ばの出来事です。

教授がニコニコしながら私のところにやってきて、

「クラシックは好き?おもしろいもの見せてあげるよ~彡☆ヾ(⌒▽⌒ )ノ」とな・・・。

教授の部屋からは確かにクラシックがかすかに聞こえてくるのですけれど、はて何を見せてくれるのやら?(・・。)ん? と思ってついていくと、なんと・・・ 

教授のパソコンの中で、

アミノ酸が!糖が!!クラシックに合わせて踊っている(/_ _ )/♪へ(-。-へ)♪(/_ _ )/ ラララララー

びっくり!何事かと思ったら・・・


なんのこっちゃと思いますよね。

というのも、私の所属するフランスの研究室は、生化学の中でもコンピューター解析を中心に生命現象の機能解明を目指す!という、いわゆるバイオインフォマティクスと呼ばれる研究分野に属します。


ということで、アミノ酸  (わかりやすいリンクだと思いますよ、味の素のHPよりアミノ酸はリンクしました)。 興味があれば・・・「(ーヘー;) 。

glycine (これアミノ酸のひとつグリシン

というもの一番シンプルな構造を選んで見ました)

glucose これは糖の例でグルコース。

つまり、こんな形のモデルたちが、音楽に合わせて♪フルフル♪チャカ♪チャカ♪と動いていたというわけです。でも、パソコン上、生きているわけではもちろんなくて!!ではなくて、計算途中このモデルたちが動き回ってそれぞれの形を変化させていくのですが。


うちの教授はその動きをみて、「この動きに合う音楽を探してこよう!!(≧ ≦)Ω 」と、その前日に三枚のCDを買ってきたのでした。


びっくり☆=>=>=>(+_+。)

そんな発想にびっくり。本当に、パソコンの中で動き回るこの分子たちが愛らしく思えてきて。「生きてるみたいでかわいい~」って言ったら。「そう!生きてるんだよヽ(´▽`)/~♪」ってうれしそうに話す教授がかわいい・・・。


日本ではというと、まぁ 私は、遊び心を大切に・・・笑・・・研究室で仲間と飲みながら研究することも、実験台を飾って遊ぶことも・・・研究のサイドを楽しむこともありましたよ。でも、こんなふうに研究自体を楽しんじゃえ~なんて発想はなかった。うん。ほんとに。


こんなチャーミングな教授との毎日の研究生活・。・゜★・。・。☆・゜・。・゜。・。・゜★・。・。ディスカッションも欠かしていませんが、時々こうやって、研究をいかに楽しむかって、教えてくれます(ё∇ё)


研究に関していえば、日本とフランス、研究スタイルや、労働時間、すべてにわたって異なることがまだまだありますが、奥が深いのです。これから日仏研究者の生き方la vieについては身をもって知ることになるのでしょうね。


とりあえずは、「業に入っては業に従え」ということで、帰宅時間は6時、ラボを率先して出て行きます(日本にいた頃の4時間以上も前だわ ウフ)・・・笑。


ところで、話はクラシックへと。


その分子たちのダンスを鑑賞し終わった後、話はクラシックへ。


「クラシックすき?」と聞かれて、好きなのでスキと答えたのはいいんですけど、「何がすきなの?」っていわれてはっと気づく。


スキだからよく聴いていたし、特に研究中疲れ気味のときなんて、本当に癒しグッズのひとつだった。でも名前しらないんですよね。


私って、色々なものが好きなんですけど、結構中途半端な知識しかもっていなくて、だから、いわゆるオタクになれるものって何ももってない。そんな自分がちょっと好きでないときもあります。

結局、思いついてすぐスキだといえるのはパッヘルベルのカノンcanonとモーツァルトくらい・・・。それも本当はよく知らない。好きなだけ・・・


今回は、ちょっと自分の好きなものを身近に感じてみようと色々と調べてみたりしました。こんな風に調べたりすること、難しくないのにしてこなかった、と気づいた最近。それもこれも、ブログを書いていくようになって。ほかの人のブログを訪問するようになって、ふと自分を振り返って眺めるからかもしれませんね。


たとえばカノンの意味さえ知らなかった・・・というか習った気もするけれどすっかり忘れてる。


簡単に言ってしまえば

「カノンというのは同じメロディーを少しづつずらして歌っていくもの」。

心地よい音色とともに色々学べるサイトがたくさん見つかって、

そのひとつがカノンについて


クラシックとポップスの融合は、ひとつの音楽ジャンルとして邦楽洋楽ともに幅広く見られますが、カノンも色々に新たな音色を作っていました。

おもしろかったのがカノンがダンスミュージック的に生まれ変わっちゃっています。

このアルバム1 (リンク、でもカノンは視聴できないです~)


たとえば

邦楽では、まだ記憶に新しい平原綾香のJupiter(ジュピター)はホルスト組曲「惑星」から「木星」ですね。


一方洋楽ではsweetboxsweetbox (リンク視聴できます)

スウィートボックスの”everythings gonna be alright ”『バッハ線上のアリア』は有名ですが、現在ではヴォーカルが変わって全く違う雰囲気になっているそうです。ぜひ一度聴いてみてください。『カノン』をサンプリングした”Life is cool”が私はスキです!

こんな風に色々と調べているとお気に入りもどんどん増えていきますね。

でも。。。ところでフレンチとクラシックの融合といえば??

まだまだ知りたいことがたくさん(≧∇≦)/ 

もし、お勧めのフレンチ&クラシックヒュージョンミュージックありましたら教えてください・‥…━━━☆

大好きなものがどんどん自分の中に増えていく、そんな楽しさを見つけました。