彼が無事に退職手続きを終えた。

同じ時間・・・次男のリハビリと受診に行っていた私は彼からの連絡を待つのみ。

私の方が長引いて彼の連絡が入っても携帯を取れず・・・病院を出てから電話。


『終わった?』
『うん。ちゃんとケジメつけてきた。』
『・・・あの人(彼女)いた?』
『いや、休みだったよ。』
『・・・そう。』

以前・・・見てしまったメールにあった。

【○○君が職場に来る日・・・M美、その場にいたくないな。休み取るからさ・・・云々】

・・・待ってるんだね。M美さん。

きっと・・・今日・・・彼からの連絡を待っていたんでしょうね。

彼の言葉が本当なら・・・先月の十九日以来音信不通なのよね。

【○○君の事、信じてるから】とあったメールが痛々しい。


でもね・・・


彼は私と一緒になるんだよ。彼は私を選んだんだよ。

M美さんが待っている言葉は・・・二度と来る事はないんだよ。

知っていたでしょう?私の存在。


『そういえば・・・以前よくあったけどやっぱり送別会なんてあるの?』
『う~ん・・・あっても行く気がしないよ。仲良かった仲間内ならアリかもしれないけど。』
『・・・デカチョウ(彼の職場でのあだ名)の送別会って言ったら、彼女来るんじゃないの?』
『あ・・・そうか。じゃ、やめとくよ。』

その言葉が嘘か本当かなんてどうでもいい。


・・・M美さん・・・彼の言葉が本当なら・・・たくさん泣いてください。

貴女の喜びの影で泣いていた私の気持ち、思い切り味わってください。




なんか私・・・キャラ変わったな。

凄く情けない嫌な女になったような気がする・・・。