構造が面白く、どうにか推敲したかったが
結局出来なかった夢。
怖かったので新年に引っ張りたくない。
ということで、ほぼメモのままのおこぼれ↓
いく筋もの深い皺が刻まれた皮膚が黒光りしている。だれ?
老婆のような黒い塊が刺すように笑いながら覆い被さり喉元に迫って来る。
あまりに恐ろしくて悲鳴を上げ、泣きながら目を覚ました。
聞きつけて心配したらしく夫が寝室に来て、私の首元に手を伸ばし脈を測った。とても速い。
ここは現実の世界だ分かっている。
それでも身体には全く力が入らない。
残酷な喜びにはち切れそうな目に私の心臓は冷たく膨らんで破裂しそうだ。
やっと15°ほど動いた黒目にいつもの水割りセットが映った。アイスペール、グラス、バーボン。ベッドサイドに?どうして夫はこれをここに?
横には点滴スタンドや注射器や様々な手術器具が並べられている。
夫が私に携帯を差し出した。知らない男性の声が聞こえてくる。
「もう止めてほしいんでしょう?」聞くと夫は頷き携帯でなお私に話させようとする。
私は夫と電話の向こうの人の目的が分かって強く拒絶した。
体ごと抵抗する私を見て夫は写真を撮ろうと言う
うごくのもままならないが窓辺まで手を引かれた。薄暗い庭には不気味な動物…置物?
ふいに老婆の声が迫る
喉元に凄まじい形相が膨らんでゆく
そこにいたのは夫だったはずなのに!
あなたは