映画『ラストレシピ~麒麟の舌の記憶~』が11日3日に公開。初日舞台挨拶に主演の二宮和也(嵐)はじめ、西島秀俊、綾野剛、宮崎あおい、竹野内豊、西畑大吾(関西ジャニーズJr.)らメインキャストと滝田洋二郎監督が登壇した。

 

 

会場はTOHOシネマズ上野。翌日4日の正式オープンを前に、館内全8スクリーンで本作を上映するというスクリーンジャックを行い、全8回の舞台挨拶を行った。

 

7回めの舞台挨拶は全国125館にも生中継され、二宮の「全国の皆さん、二宮ですよ」の挨拶からスタート。

 

本作は、70年前に天皇の料理番・山形直太朗(西島秀俊)が考案した幻のフルコースのレシピの謎を、どんな味でも再現できる=絶対味覚“麒麟の舌”を持つ天才料理人・佐々木充(二宮和也)が追う感動超大作。

 

作中の “気付いて欲しいポイント”についてトークを展開すると、西島は「最後まで観ると、西畑くんを冒頭からまた見たくなると思う。外見もすごい変わるしね。西畑くんは真面目なので相当細かく計算して演じているので、そのへんを見ていただきたいなと思います」と西畑推し。

 

 

宮崎は、「満州パートのみんなの衣装がすごく好き。私は最初着物でと登場してそのあとワンピースだったり。あと、西島さんの着ているスーツが素敵で、料理の練習をされた背中の筋肉の感じがよく分かるスーツだったので、料理人の身体を堪能できると思います」とコメント。西畑は「料理を会合に運ぶシーンがすごく重くて10kg以上あるものを運んでいるので手がプルプルしているところ」、綾野は「エキストラの分も含めて料理を自分で作った」と告白した。

 

 

一方、二宮は「僕が以前お店をやっているという説明をするシーンで、そこに今回料理の監修をしてくださった服部(幸雄)先生がお客さんとして出ています」と明かすと、「え!全然気づかなかった!」と観客と一緒に驚く西島。「あんな目立つ人なのに気付いてない?美女とデートしてるんです(笑)」と隠れ注目ポイントを語った。

 

さらに、涙を流す観客も多い感動作品ということで、キャストに「一番最近泣いたこと」を質問。

 

綾野は、「先日ボクシングで村田諒太選手がWBAチャンピオンになった瞬間は涙が止まらなかった。我々の仕事はどこか虚構ですからアスリートの本当に起こっていることに対して憧れがあるんです」と素直に涙が出たエピソードと、「『ラストレシピ』のポスターを嵐のメンバーが再現してくれて、大野さんが僕をやってくれたこと」の2つを挙げた。

 

 

西畑は、先日台風で新幹線が停まってしまい、10時間半も列車内から出ることができなかった際に、関西ジャニーズJr.のメンバーに連絡したところ「テレビ電話をしよう」と提案され、イヤホンを通し朝方4時頃まで励ましの言葉をかけてくれた感動エピソードを披露。

 

そして二宮も、「先日(日テレ『ザ!鉄腕!DASH!!』の)ロケでカエルを捕まえに行ったんですけど、僕あんまり他の生き物に触れることが得意じゃないんですよ。でもテレビなので、それを掴んで『すごいですね』ってカメラに見せたんですけど、すごく嫌だったんですよ!ヌルヌルしてるし、どっか行っちゃうし。それを嵐のメンバーが見てくれて、『よくカエル触ったね』って褒めてくれたときに、わかってくれる人はわかってくれるってグッときました(笑)」と、こちらもメンバーとの絆に胸が熱くなったと明かした。

 

なお、初日となったこの日は、ちょうど嵐のCDデビュー18周年の日。会場に集った観客、キャストから「おめでとうございます」の言葉と拍手が二宮に贈られる。公開初日とデビュー日が重なったことについて、「ドンピシャで同じ日に始まるというのは、僕の経験でもなかったですし、メンバーに言っても『そうなんだ!』って驚いていましたね」と二宮。

 

また、終始、マイクを通さない場面でもコミュニケーションをとっていた二宮と綾野。この日の舞台挨拶の初回から嵐のデビュー日について触れていたという綾野は「素晴らしいですね。結成は9月ですけど、CDデビューは今日(11月3日)ですから」と詳しい情報を提供するなど、仲の良さを垣間見せた。

 

映画『ラストレシピ~麒麟の舌の記憶~』は、全国公開中。

 

 

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