vol.302 NHKのサキどりから | 神社仏閣旅歩き そして時には食べ歩き

神社仏閣旅歩き そして時には食べ歩き

還暦を過ぎて体にトラブルが出始めて、ランニングを楽しめなくなりました。近ごろはウォーキングに軸足を移して道内の神社仏閣を巡り、御朱印を拝受したり霊場巡礼を楽しんでいます。いつかは四国八十八ヶ所巡礼や熊野詣をすることが夢です。by おがまん@小笠原章仁

 まずサロマのエントリーについてですが、先週のレポートで16日にエントリーが2,000名を超えたと発表されたことをお伝えしました。


 今週22日にさらに発表がありまして、まもなく定員に達するということです。先ほど確認したところまだエントリーを受け付けていましたが、出場を考えていながらまだエントリーをされていない方は大至急エントリーしてください。またエントリーはしたけど未入金という方も、急いで入金された方がよろしいかと思います。


 さて今日は、1月22日朝にNHKで放送された「サキどり、3・11マラソン 人はなぜ走るのか」という番組からお伝えしたいと思います。


 ご覧になったランナーの方も多いと思いますが、震災からちょうど1年後の今年3月11日に第1回京都マラソンが開催されます。15,000人の定員のうち260人が被災地枠として設定されていますが、そこに出場する3人の被災者の方々にスポットライトが当てられていました。


 まずは気仙沼市職員の小野寺さん。男性の方ですね。家族は無事でしたが、暮らしていた家は家財もろとも津波に奪い去られてしまい、お仕事の方も震災前には考えられなかったほどの量の業務をこなしているとのことです。


 震災後2ヶ月間は仕事に追われて走れなかったそうですが、全国から駆けつけたボランティアの人たちや、関西の自治体からは支援に駆けつけた延べ700人の職員に力をもらい、「支援していただいてありがとうという気持ちと、気仙沼自ら頑張ってるよ、今後も忘れないでくださいという思いを伝えていきたい。」ということで、京都マラソンを走ることにより、全国の人々への感謝と継続的な支援をお願いしたいとのことでした。


 次に紹介されたのは、石巻市の高橋さんという女性の方です。勤め先で地震にあって、翌日自宅に戻ったら、いつも練習で走っていた地域がその姿をまったくとどめず、変わり果てていたというんです。その練習コースを高橋さんが走るところも映像で伝えられましたが、本当に何もないんです。自宅の1階も津波に襲われて親戚の家へ避難したということで、気持ちが落ち着いて走り始めることができるまで半年もかかったそうです。「走れるって幸せなこと。今までは当たり前だったけど、日常の平和のある上で出来ることなんだと。ちょうど1年のけじめをかみしめながら走れたら」ということでした。


 3人目は福島市の玉手さんという女性ランナーです。福島というと地震と津波だけじゃない、放射能問題もあります。その収束が見えてこない中で、時間をみつけては走っているということです。特に小学校3年生のお子さんがいるということで、すごく気を遣いながらの生活が続いているということです。外で遊ばせることには抵抗があるし、その日に着ていたものは夕方に毎日洗濯しているし、これまでは自宅の畑の野菜を食べさせていましたが、原発事故後はスーパーで買うようになり、大人には地元・福島産、子どもには県外産のものと分けて購入しているそうです。そんな不安だらけの生活の中で、わずかな時間を見つけては走ることにしているそうです。「走ることで心を正常に保っている部分もある。普段の不安とか心の葛藤から開放されて走っている。」ということなんですね。これは僕もよくわかります。


 そのほか番組の中では、走った距離に応じて募金をするチャリティランニングの試みや、『被災地のランナーにマラソン用具を届けよう』とブログで呼びかけて、集まったマラソン用具を被災地のランナーに届けた方の試みなども紹介してました。


 震災対応については国や行政がやらなければならないこともたくさんありますが、行政に頼らず仲間としてできることもいろいろとあると思います。こうしたときに、知らない同士でもすぐにつながり合って助け合うことができるマラソン仲間って、本当に絆というものを感じることのできる、素晴らしいものだと思いました。またこれから走ろうというモチベーションにつながる番組でした。


 以上、おがまんレポートでした。


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 FMアップル アスリートの風は、毎週木曜日の夜20時から21時に76.5MHzで放送されています。コミュニティ放送のため聴取可能範囲は限られています(札幌市内の一部)が、インターネット放送 も行われているため、全国から聴取可能です。


 この番組は「走る」パーソナリティ、市民ランナーのHITOMIさんが送る、札幌初の現役ランナーによるマラソン情報番組です。マラソンに関するあらゆる話題を取り上げ、毎週、各分野でマラソンに関わっている走ること大好き人間をゲストに迎えています。かくいう私も、2005年の11月に出演 して以来、準レギュラー兼旭川支部長を拝命することとなりました。


 2006年の2月から大会インフォメーションの中におがまんレポートのコーナーを作っていただくこととなり、最初はメールを送って読んでもらうというコーナーでしたが、そのうち電話レポートをすることになりました。ただ、どうしても時間が足りなくなることも多く、巻きが入ってしまうことがほとんどです。一時は無理やり収めるように短くしようと思いましたが、最近では無理に縮めることなく、HITOMIさんのグルグルを楽しんでいます。


 自分としては、一リスナーとしてレポートをしていたつもりでしたが、100回記念放送 の時はスタッフの一員として参加させて頂き、2006年の10月に創刊されたプログラムピックアップ誌・ピックアップル の中でもレポーターとして紹介されるようになりました。第4号のピックアップル でも、ムコレンジャーが載っているし、第9号のピックアップル でも250回記念としてアスリートの風が紹介され、私の姿も載っています。そして第13号のピックアップルでは、アスリートの風300回記念特集、第17号のピックアップルでは350回記念特集が組まれ、またまた私の姿とコメントも載っています。


 招待選手としても、2007年8月16日の放送 では、家族で2度目のゲスト出演、そして2008年1月10日 には3度目、9月4日には4度目2009年3月19日 には5度目、8月6日は6度目2010年2月11日には7度目9月16日には8度目2011年4月28日には9度目2011年12月1日には10度目 のゲスト出演を果たし、最近では半年に1度ずつ招待選手として呼んでもらっています。


 あっという間に6年目に突入したこのレポート。2008年4月からは転勤に伴い、帯広支部長として3年間やらせていただきました。そして2011年4月からは、再び転勤に伴い、留萌支部長としてやらせていただいています。


 これからも皆さんに興味を持って聴いていただけるレポートをしたいと思っていますので、もしも「こんなレポートを聴いてみたい」という意見等があれば、ぜひお聞かせください。


 みなさん、木曜夜はアスリートの風を是非聴いてくださいね~!



Let's Run with a Smile!