(4)函館山からの夜景
昼食はちょい乗りパックのクーポンを使って木古内でとろうかと考えたのですが、木古内では塩ソフトを始めお菓子類を買うことにして、ちょっと遅い昼食を函館でとることにしました。
そして向かった店はラッキーピエロです。
今まで函館に行ってもなぜか立ち寄る機会がなかったラッキーピエロに、やっと行くことができました。しかもこの日は18日、19日の2日間限りの企画が実施されていて、ハンバーガーは30%OFF、シェイクは50%OFFでした。おかげで人気NO.1というチャイニーズチキンバーガーとシェイクで400円を切るという、お得な価格で食べることができました。
昼食後は棒二森屋をうろうろし、まだ時間があるので外に出ました。目的地は土方歳三最後の地碑です。15分ほど散策してたどり着きました。
新撰組副長の土方歳三が榎本武揚率いる旧幕府軍に合流して箱館に入ったのが、1868(明治元)年のことでした。箱館を占拠して新政権を樹立した旧幕府軍。土方は陸軍奉行並という要職につきました。
しかし翌年の旧暦5月11日(現在の暦で6月20日)、新政府軍による箱館総攻撃の日に銃弾を受け戦死しました。銃弾に倒れたといわれている場所はいくつかあるようですが、そのうちの一つが一本木関門です。その一本木関門跡に最後の地碑がありました。
それから函館駅に戻ります。函館夜景号の出発時刻まで30分ほどあるので、座って休みました。
時間になりバスがやってきました。しかしこの日は乗客が少なく、わずか6名でした。大きなバスをゆったりと使います。
最初ははこだて明治館に向かいます。ここで30分程度の時間がとられており、明治館から金森赤レンガ倉庫周辺を散策しました。
バスに戻りライトアップされている施設を眺めながら函館山ロープウェイに向かいます。以前は冬の北海道観光は閑散期というイメージがありましたが、近頃は外国人観光客が多く、ロープウェイ乗り場も人があふれかえっています。それでもガイドさんの話では、通常の金曜日より人が少ないようです。おかげでロープウェイにもスムーズに乗り込めました。
函館山の頂上も多くの人がひしめきあっていました。しかもその言葉のほとんどが日本語ではありません。まるで海外旅行に行ったような気分になりました。
それにしても何十年ぶりかで見た函館山からの夜景は見事でした。寒い方が空気も澄んでいるので、冬こそが夜景のベストシーズンかもしれません。しっかりと堪能しました。
再び満員のロープウェイで麓まで下り、バスに乗ります。帰りは函館駅前で降りず、湯の川温泉まで乗車します。
予約していたホテルに着いたのは19時前でした。夕食のバイキングは19時20分からということで、なんとか間に合いました。
「お部屋は特別室を用意しております」
へっ?この料金で特別室?いいの?
と驚きましたが、別に追加料金を取られるわけじゃないからありがたく使わせていただきます。なるほど、特別室は広かったです。
夕食のバイキングは、事前に口コミを見るとひどい評価でした。でもそういう覚悟で行ったせいか、思ったほどひどくなく、料金を考えると納得できる内容でした。アルコールは90分飲み放題というのがとってもありがたかったです。でもこのあと温泉にも入るので、生ビール2杯でやめておきましたが。
夕食後はゆっくり温泉に入りました。翌朝も8時過ぎにはチェックアウトをしなければなりません。せっかくの温泉旅行なのにゆったりできないのはちょっと残念ですが、こういう行程に決めたのは自分ですから仕方がありません。諦めて床に就きました。(つづく)
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