来年の北海道マラソンのために | 神社仏閣旅歩き そして時には食べ歩き

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還暦を過ぎて体にトラブルが出始めて、ランニングを楽しめなくなりました。近ごろはウォーキングに軸足を移して道内の神社仏閣を巡り、御朱印を拝受したり霊場巡礼を楽しんでいます。いつかは四国八十八ヶ所巡礼や熊野詣をすることが夢です。by おがまん@小笠原章仁

 まだ来年の北海道マラソンに出るかどうか決めていませんが、北海道マラソンとはどういう特徴を持つ大会かということをすっかり忘れていました。もしも来年出るとしたならば、そのことを十分に考慮して対策をしなければなりません。


 私が初めて参加した2003年は制限時間が40キロ地点を3時間45分でした。つまりマラソンを4時間で走るペースじゃないと関門を通過できませんでした。初参加したときの私のベストタイムは4時間17分。大幅に自己ベストを更新しなければ完走できないという状況でした。つまり5キロごとに設けられている厳しい関門との戦いが予想されました。
 

 関門と闘いながら走るということは、順位的にはビリの方を走るということです。振り返れば収容車という緊迫した走りとなります。
 

 当時の北海道マラソンは、エイドについて非常に評判の悪い大会でした。真夏の30度を超える状況下のマラソン大会というのに、後方のランナーが給水所にたどり着くころにはもう水がなくなっているのです。水があっても紙コップがなくなってしまう。そういう給水所もたくさんありました。そこここでランナーの怒号が飛び交う、修羅場のような給水所でした。それだけではなく、公認大会ですから私設エイドはルール上は認められず、ある年などは私の所属するチームが名指しで道陸協からお叱りを受けるといったこともありました。もっともその時は、当時の旭川陸協の理事長が、「おまえらが十分に水を用意しないから私設エイドをやらなければならなくなるんだ」と逆に道陸協に文句を言い、壁になってくれました。
 

 そういうエイドのコップ不足対策として、ある年は紙コップをランパンに挟んで走ったこともありました。紙コップがなくなっている給水所でも、マイコップでその水を飲んで命をつなぎました。
 

 その後、制限時間が延長となってからは関門との戦いもなくなり、給水もちゃんと受けられるようになりました。でももし来年参加するとしたら、今年から6時間に延長された制限時間を目いっぱい使っての走りとなることが予想されます。
 

 今年の状況はどうだったかとネットで情報を拾ってみると、どうやら今年も後方ランナーにはエイドで何も残っていなかったようですね。真夏のマラソンだけに(今年は涼しくて幸いでしたが)せめて水だけは主催者が責任を持って用意していただきたいのですが……。
 

 ただ幸いなのは街中を走るマラソンですから、自動販売機もあちこちにあります。水を持たずともスマホだけあれば、電子マネー対応の自販機では飲み物を買うこともできるでしょう。便利な時代となったものです。
 

 でも念のため、ウエストポーチに飲み物と補給食を用意して走った方がよさそうですね。