満身創痍で挑んだソチ。


(画像お借りします)

いつか引退は来る。



母国で。
愛し、愛された国民の前で。

氷を去る事を選んだ帝王。

いや、神が止めたのか………。




私はバンクーバーで、フィギュアシングルは一度死んだと思ってます。

しかし、フィギュアを愛する帝王がそれを許さなかった。


フィギュアはスポーツであり、進化すべきものだと証明し続けた。

代償は大きかったが、史上初の素晴らしい演技を目撃できたのは、紛れもなくプルシェンコ、貴方の功績に他ならない。


貴方に焦がれ、賛同した選手が技を磨いて今がある。




次世代を確認し、舞台を譲る帝王。

正に「帝王」の名に相応しい。



お疲れ様、と言うよりは、心から「ありがとう」を伝えたいです。




ヤグディンとの死闘を演じたソルトレイク。



この闘いを見られた幸せ。
この闘いに参戦しなければならなかったスケーター。





敵なし圧倒的演技の宇宙人なトリノ。



彼の敵は彼しかいない。
いや、彼自身ですら敵では無かった。
「銀」争いの試合。





プラチナメダルのバンクーバー。




表彰台で金メダリストをおちょくっても、何故か許されてしまうプルシェンコ。
本当の金は誰か。
物議を醸し出した試合でしたね。






そして母国を愛する男がもたらした団体金のソチ。




かつての強国ロシアを復活させた立役者。





貴方が訴えなければ、今の男子のレベルは無かったでしょう。


「皇帝」「帝王」「絶対王者」「宇宙人」
どれも貴方を賛辞する言葉です。


その名に相応しいスケーターは、未だかつていないと思ってます。




ありがとうプルシェンコ。


ありがとう。







今はゆっくり休んで下さい。

本当にありがとう。
ありがとう。






今はまだ泣かないもん………。