第29期美作アマ将棋竜王戦3番勝負の様子と結果(2020/02/24) | 岡山県将棋情報

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今日はご案内のとおり美作アマ竜王戦3番勝負の日でした。

朝9時15分前には両対局者および関係者が今回の番勝負の会場となった拙宅に到着。

早速中へ入ってもらい使用する盤、駒を確認いただきました。

冒頭小林支部長より3番勝負の開会宣言があり、美作一の強豪川口五段と

初の防衛戦に挑む白石竜王への良い将棋となるよう激励の挨拶がありました。

第1局は小林支部長の振り駒で挑戦者川口五段の先手番となった。

以下その対局風景をどうぞ。

まずは第一局から。記録は紙とPCで。

紙は最初、小林支部長が担当。PCは白石さんが操作。新聞社の取材もありました。

第一局目は119手で白石智也竜王が先勝。双方持ち時間を使い切っての大熱戦であった。

戦型はあえて書きませんが、川口さん得意の形に対し、白石竜王もそのことは百も承知していたようで対策をしてきたようだ。途中、川口さんがやや指しやすい局面もあったが白石竜王の玉頭からの攻めが厳しく逃げる川口玉を的確に追い込んでの勝利は本シリーズで初の防衛戦となった白石竜王には大きな1勝となったようだ。

続く第二局は感想戦を終えて約10分のお茶休憩をはさんで11時からスタート。

第二局の紙の記録は途中、森川→西崎さんへとバトンタッチ。

先手は白石竜王。第一局とほとんど同型で進んだところでは双方意地の張り合いか。

本局も玉頭戦になり、またもや川口玉に対し上手く押さえ込んだ白石竜王の手がのびのびとし、終盤川口さんの自陣角を放つなど懸命な防御と反撃の芽を摘みながら白石竜王の攻めが火を噴いた。終局は122手で勝利の女神は再び白石竜王に微笑んだ。

白石竜王、強し!2連勝で竜王位を防衛!!

局後、感想戦が行われたが1局目以上に差が開いたと思ったのは筆者だけだろうか、それにしても美作随一の異名を誇る川口五段に連勝、タイトル防衛とは・・・(^_^;)観戦していて思ったのは今日の竜王はかなり対局に集中できていた気がします。この調子で今後の活躍が楽しみなところだ。

またレジェンド川口五段も今回は負けたとは言え捲土重来を期しているに違いない。ともに美作地区の将棋会を引っ張って欲しいものです。

戦いおわって支部役員、観戦者を含めて近くのレストランに。和気あいあいとした雰囲気のうちに食事会も終わりました。

(諸般の事情により今回は棋譜および戦型については敢えて掲載しておりません。あしからず)