その8 
退院と思うようにいかない日常生活



日々のブログからは逸脱しますが、ずっと書き溜めて下書き保存にした記事があります。


あまり良い内容ではないのですが私が今の場所に住むことになるまで。


ようやく気持ちの整理がついてきたので少しずつ推敲しながら公開していこうと思います。



退院してきたその日は気が気でなりませんでしたがとりあえずは大丈夫そうでした。

介護保険を使うと住宅改修や用具を購入するのに20万円までの補助金が支給されます。
実家の場合、玄関の手すりの設置・ステップ設置で50000円でしたので45000円の支給決定となりました(相殺になるので負担金は5000円)。
トイレのドアを内開きから外開きにするのはダメだったみたいです。

最初に内開きにしたの誰やねん💢

リハビリも開始。やはり病前と同じにはいきません。
まずは自転車に乗るのは禁止になりました。咄嗟に動けないし、注意力散漫なので危険すぎます。
自転車って意外に難しいのですよ。
あと一人での外出禁止。迷子になってもおかしくないらしいです。車に跳ねられる可能性だって。
そして当たり前ですが禁煙
それにガスコンロを使っての調理も禁止。うっかりで火事になったら大変です。IH調理器を使うよう促しました。


退院から最期の時までは僅か10ヵ月しかなかったのですが、その間にほぼ全てやらかしてくれました。


自転車で転倒事件
本人曰く「乗れるかなーって思って」と乗ってみたそうです。そして当たり前ですがバランスが取れずにすぐ転倒。
顔面を擦りむいて打撲傷を作っていました。
骨折でもされたら終わってるってー。

ひき逃げ未遂?事件
一人で外出していてあわやひき逃げの危機に遭ったそうです。足の指をタイヤで轢かれたたしく内出血。だから言わんこっちゃない。
事故で大怪我とか警察沙汰とかやめてー。

鍋焦がし事件
以前のように調理しようと意気込んだものの、ガス火の調整ができずに吹きこぼしていたそうです。やけどせずによかったね。ほんとに、だから言わんこっちゃない。

高次脳機能障害、認知症ではないのですが普通そうに見えて実はそうでないところが厄介です。
当の本人も自分が普通だと思っているから以前と同じようにできると思っているんですよね。
そこが非常に面倒。
でも間違いに全く気づかないとか、注意力が散漫とか(集中できない)、側から見ているとハラハラすることばかりです。


そして私がなぜ全てを知っているのかと言うと、私が裏で糸を引いているからというのは嘘で、リハビリ施設長と私が裏で繋がっているからなのです。