それでは、塩化物泉の特徴2回目の講義を始めたいと思います。


塩化物泉には、当然のことながら塩分を含んでいます。その塩分には、コーティング効果があるため、保湿剤のような役目をはたしてくれます

「美人の湯」に入ったあとに、塩化物泉に入ると、肌の乾燥を防ぎ「美肌の仕上」にもなります

また、塩の殺菌効果もあるため、「傷の湯」とも呼ばれています

現在では、単純温泉に次いで、日本で2番目に多い泉質といわれています。


それでは、塩化物泉の温泉地はどこにあるのでしょうか。日本で2番目に多いというわけですから、かなり多くあります。ここでは、代表的な温泉地をご紹介します。


定山渓(北海道)・夏油(岩手)・秋保(宮城)・和倉(石川)・片山津(石川)・湯田中(長野)・渋(長野)・瀬波(新潟)・鵜の浜(新潟)・熱海(静岡)・城崎(兵庫)・有馬(兵庫)・南紀白浜(和歌山)・皆生(鳥取)・杖立(熊本)・指宿(鹿児島)・ロワジール(沖縄)


以上で、塩化物泉の特徴についての講義を終わります。