母は地方都市の中で違う地域から嫁いで53年経つ女性である。その彼女がいつもいうのは…


「それが普通なんだ…普通にしてるのが一番…それが常識でしょ…だいたいみんなそう思ってるよ」


この「だいたいみんなそう思ってるよ」っていうのがたしかに「常識」ではあろうが…もちろん本当にみんながそう思っているかどうかは調べてはいないし、調べたとしても数人の賛同者の意見をまとめるだけであろう。




10代の頃からその「常識観」がどうも納得いかず東京に来てしまったって感じではあるが（笑）…長い東京暮らしと年齢を経て（要するに経験を重ねてw）やっと気づいた事は…「それは常識ではなくマナー（作法）である」ということだ。


そしてその「マナー（作法）」は地域毎あるいは家族毎あるいは個人毎で異なってくる。だから諍いも生じるのだがだからこそ面白いし勉強になる。




立場が異なればマナーも異なるのだからお互いのマナーから学ぶべきである。「違い」を認め合うってのはそういうことなんだと思う。