我が家の室内犬、アカとクロ。
散歩以外は外には出ませんが、家の中では自由に歩き回っていました。
ですが、アカは白内障の上、アトピー持ち。
さらに、散歩の時以外することのなかったオシッコを部屋の中でおもらしするようになってしまい、
衛生上、しかたないので、部屋の中のケージに入れておくことにしています。
朝、少しの間外に出して排泄させて、それでも夕方家に帰るとケージの中でおもらししています。
11歳半。老犬だからしかたないのかもしれません。
そのアカが、こないだエサを食べなくなりました。
動物がエサを食べなくなるのは、死が近くなっていること。
正直、その夜は呼吸の荒いアカを見ながら、覚悟していました。
次の朝も生きていたので、今までおもらし対策のため控えめにしていた水を、好きなだけ飲ませることにしました。
そしたらなんとなく元気を取り戻した感じ。
…脱水症状だったのかしら?ごめん、アカ。
*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆
そんな中、今までなんともなかったクロが、おもらしをするようになってきました。
夕方私が帰ってくると、オシッコどころかウンチまでお出迎え。
仕方ないので、クロもケージの中に入れておくことに。
その日の夕方帰ってみると、たしかケージの中に入れておいたクロが玄関でお出迎え。
オシッコとウンチとともに…
足や爪を傷つけて血まみれになりながらケージを乗り越え、排泄してくれました。
クロは、自分のケージの中を汚すのが耐えられないのね。
ただ、それを台所とかでされると、衛生上いかがなもので…
さらに仕方なく、ケージの上を蓋して、上から脱走できないようにせざるを得ません。
ただ、閉じ込めっぱなしはストレスになるので、おもらしの心配がない時は出してあげるように気づかいしなければ…
ううぅ…めんどくさい。
ですが、クロも10歳。
これが老いるということか…
今までできていたガマンができなくなってしまう。
今までできていた判断ができなくなってしまう。
今まで動いていた体の機能が使えなくなってしまう。
脳も体も弱ってしまう。
哀しいけれど、それが自然の摂理なんだよね。
老いることは障がいとは違うけれど、障がいのような状態になることも多い。
実際、目が見えなく耳も遠くなっていて、散歩でもまともに歩けないアカは、障がい者と言ってもいいでしょう。
生まれながらに障がいを持っているももたろ。
これからさらに老いていくアカとクロ。
そして私も衰退の一途。
障がいも老いも、他人ごとではないですね。
とても自分の身近にある。
いつでも、誰にでも起こりうる。
それでも、障がいも老いも自分の体からは切り離せないのだから、障がいや老いと共に生きていくしかないですね。
そして、障がい者も老人(犬)も家族だから、一つ屋根の下で共に生きていくしかないですね。