それがももたろ6ヶ月くらいの頃だったと思うので、通院は3年になります。
薬の用量が減ってはきたものの、なかなか止めてしまう勇気もなく、薬をもらい、飲み続けてきました。
メインに飲んでいたのはサインバルタ。
日々、生きるための活力がほしいという私に処方された薬です。
メンタルに通い始めたのは、たしかにももたろの手術ドタキャンがきっかけになったのですが、実際には、ももたろが生まれてすぐにでも通うべき精神状態でした。
もともと私の神経質な性格に、結構重い産後うつが重なり、ムスメの時もギャン泣きに悩まされ苦しかったのですが、
ももたろの時には、ムスメの前で泣くこともできず、でも母乳への影響も考えるとメンタルで薬をもらうのも躊躇われて、毎日無力感と涙に暮れる日々でした。
それは、真っ暗な、いつまでも底に着かない穴を落ちているような、確かなもの、頼るべきものが何もない不安定な状態。
指一本で押されれば、簡単に崩れ落ちるような脆さでした。
経験したことのないような不安定な未来を感じ、生きている今は無意味に感じながらも、ももたろの手術に賭けていた一縷の望みは、病院からの一本のドタキャンを告げる電話で、すべてがはじけ飛んだようになり、
もうダメだ。
産後うつも良くなりかけていた頃のそのダメージはかなり大きいもので、メンタルの予約をすぐ入れたのでした。
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サインバルタは私に合っていたようで、長い付き合いになったのですが、一つ困ったことがありました。
それは、とにかく眠いこと。
お昼の後眠くなるのは生理現象とも言えますが、とにかく午前中から眠い。
ひたすら眠い。
それは抗いがたい眠さで、仕事中パソコンに向かいながら、コックリなってしまうことも。
先日のメンタルで、ドクターと話をしたところ、サインバルタの副作用と思われるので、服用しない日も作ったらどうだろうと言われました。
いよいよ、薬からの離脱か?
薬を飲まずにいると、思いの外なんの変わりもなく、眠さが少し抑えられる感じもあり、このままいけそうでした。
しかし、薬を飲まなくなって一週間くらいたった頃から、いちいち小さなことが気になり、気に病むようになってきました。
それはホントに大したことないことで、普通の会話や文面だったとしても、なぜか悪い方向に捉えてしまう自分に気付き始めて
薬を飲まずに二週間くらいたった頃、なにかのきっかけで、急に自分の足元に暗くポッカリと穴が空き、ストンと落ちる感覚がありました。
ももたろの手術を断られた、あの頃と同じように、足元にしっかりとした地面がない不安感。
薬を飲まなかったせいだと、その時に気付き、結局また飲むことにしました。
たとえ気休めでも。
きっかけはいろいろあって、私にとって良い状況でなかったのは事実ですが、またあんな感覚が襲ってくるなんて。
やっぱり、簡単にはサインバルタから離れられないのかも。
原因もはっきりしないので解決しようもなく、薬飲んで様子を見ていくしかない。