「個人情報の保護に関する法律」は、平成15年に成立し、

 

その後、世間にすっかり「個人情報」という言葉が定着

 

しましたね。

 

 

 

妊活のプライバシーもここ数年で多くの病院や

 

クリニックで個人のプライバシーを守る取り組みが

 

ほんっとに増えました。

 

 

例えば、

 

受付は、通常の産科と不妊外来は完全に分離していることは

 

当たり前の世の中になり、

 

 

不妊外来の中でも、名前で呼ばれず、

 

事前に手にした「番号」で呼ばれたり、

 

電光掲示板で表示されたりと、

 

 

配慮が行き届きつつありますね。

 

 

 

 

電光掲示板といえば、最近マックも番号が表示されて、

 

商品と引き換えますね(笑)

 

まぁ、これは用途が違うのですが・・・

 

 

 

ともあれ、本来なら知られなくても良い情報を

 

きちっと守れるというのはいい兆候。

 

 

 

しかし、いろんな部分に機会を導入したり、

 

 

省けるところを省いたりしても、

 

 

最後の最後の細かい穴を埋められるのは

 

 

やはり「人」だと私は思います。

 

 

 

いくら、ナンバーで個人の名前を呼ばなくても、

 

 

その人の顔が見える状態で、

 

 

問診票の内容を周囲に聞こえる声で話す、とか

 

 

薬の説明をするとか、

 

 

 

そんなの同じように治療をしている

 

他の人からしたら、

 

 

その説明を受けている人が

 

 

妊活できているのか、

 

月経不順で来院しているのか、

 

 

容易に察することができるでしょう。

 

 

 

 

ですから、私も含めて働いているスタッフは

 

その人のプライバシーを守るということを見たとき、

 

業務に流されず、多くの中の患者さんではなく、

 

 

「個人」のその人を見ることを忘れちゃいけないと

 

思います。