看護師として働いていた時、いつも思うことが

ありました。

 

 

 

それは、新人さんがちょっとしたことを聞く相手。

 

 

です。

 

 

 

新人さんは、1年間滝修行のようにとにかく

ハードワークで、あっちに行って、そっちに行って、

 

 

とにかく身体も気も休まる時がないくらい、

経験と知識を、看護する、っていうものに結びつけていく。

 

 

 

その時、ちょっとしたことが聞けないと

しんどくなっちゃうのではないかな?と

 

思っていました。

 

 

 

なので、出来るだけ断片的なことだけ答えるんじゃなくて、

大まかな形を言って、流れも言って、というように

 

 

 

自分が発したことが、これから結びつく何かや、

すでに持っているものと結びつくところに

繋がったらいいな、ということを

大事にして接していました。

 

 

 

国家試験を通った人であっても

実地を自分のものにしていくのって

大変。

 

 

新人さんが聞いてくることって、

繋がりがなくって断片的で、

それだけが分からないわけではない

ので

 

 

少し大きいスケールでお話を伝えていくと

見えるものも違ってきます。

 

 

 

なので、ただ、分かりやすくその場だけ

そのことだけ

伝えるのではなく、

 

 

具体的に医療器具をわざわざ使って

イメージをもたせたり、

 

 

まずはどうやって見る?とイメージを沸かせたり、

 

 

 

こう思うと、看護の場面って本当に勉強になることが

盛りだくさん。

 

 

 

私は良い指導ができていたかは分かりませんが、

「分からない」状態であるひとの気持ちや立場は

 

 

なんだかすごく分かります。