良品と不良品の線引き | 続 サルでもわかるプリント基板のはなし~きばんやおやじのブログ

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プリント基板の基礎から、実装技術を駆使した品質管理のノウハウ、コストダウンの方策まで、電子機器のものづくりのノウハウの虎の巻です

納品された製品の良否判定には
それを判定する取り決めが必要だ。
ただ
経鼻な問題である場合は
判定に逡巡するケースもある。
安易に不良品と判定することは
製品のコストに影響を与える一方
判定規格を緩和すると品質の低下を招く。
製造部門が日本国内に存在していた頃は
良否判定のための基準として
公的規格を判定するための
品質管理部門が設置されていた。
景気の低迷が長期化するなかで
良否判定基準の緩和がなし崩しとなり、
コスト削減の殺し文句により
安易な海外委託に依拠する企業が増加したように思う。
海外に製造を委託しても
品質管理部門は国内に整備しておくことが必要だ。