夏の北アルプスは高山植物のお花畑が一面に広がっていて登山者の目を楽しませてくれます。


上の写真は一昨年に横尾本谷右俣の黄金平という北アルプスの「秘境」で撮影しました。(一般登山道では到達不可能、滅多に人は来ず、確実に人よりも熊の密度の方が高い場所です。)


写真で一面に広がっている白い花はコバイケイソウの花です。


例年はこんなに大量発生することはなく、この年は北ア全域で群生したためコバイケイソウの当たり年だなんて言われていました。


そして、「コバイケイソウが大量発生する年の冬は天候が不順である」というアノマリーがありますが、この年の冬は数十年に1度の大雪に見舞われ各地で雪崩が発生しました。


植物の発生状況と天候の間にはまだ解明されていないアノマリーがたくさんあります。ちなみに今年の北米の異常な暖冬を自然界の生き物の様子から確信できた人がいて、その人が活発な投資家であれば、WTIの原油先物で一儲けできたはずです。


私自身、年の夏の北ア登山で感じたことは、「今年の山はお花畑の花の持ちが良いな~」ということぐらいでそれが暖冬の前兆とは気付きませんでした。考えてもみれば、季節のずれというのは真冬には暖冬、真夏には冷夏となって顕在化する可能性が高いのですから、惜しいことをしましたにひひ