先週の相場、日本は木金の2日間だけでしたが
世界相場は目まぐるしく動いていましたね。
一週間を通して見れば「行ってこい」という感じですが。

先週、まずは中国市場が
信用買い残が積み上がった高値圏からの連続大幅安
ギリシャ懸念をかかえるヨーロッパは
利益確定売りが止まらず株価大幅安、さらに債券安とユーロ高も進行

アメリカは雇用統計(先月はネガティブサプライズ、
今月も前哨戦のADP雇用統計が低調・・・)を控える不安感と
さらにはイエレンさんが米国株価を「とても割高」と発言する
など世界的な負の連鎖が起きていました。
日経平均も、5/7夜間の先物では一時19060円までつけました。

そうして迎えた雇用統計はほぼ市場予想通りの結果であり
決して「素晴らしい」と言えるものではありませんでしたが
「相当心配していたけど、悪くなくてホッとした」という反応でしょうか。
ここ最近の不安を吹き飛ばすような大きな陽線をつけました。

これをきっかけに世界的に「リスクオン!」と思えるような動きとなり
日経平均先物も夜間で19665円まで上げて終えています。
取りあえず、明日の東京市場はまずは上げて始まるでしょう。

しかし、これで完全にリスクオンかというと
現時点ではまだそう判断するのは早計かと思います。

日経平均に関して言うと、2月以降これまでは
25日線を割っても1日で戻していました
(つまり押し目買い意欲が非常に旺盛でした)が
今回は少し長く留まっており、状況の変化がうかがえます。

したがって、単なるリバウンドで終わり
この後戻り売りを食らうという可能性もまだ十分にあります。

金曜のNYの上げは非常に大きな陽線でしたが
出来高の面では下げ局面での商いに対して薄商いでしたし
現時点ではNYダウはレンジの上限に位置しており
こちらもまだボックス相場終焉と判断できる段階にはありません。

週明けの2日間くらいで、これが単なる一時的リバウンドなのか
世界的リスクオンの幕開けなのかがはっきりすることでしょう。
NYダウは長いこと保ち合いを続けていますから
明確にレンジブレイクした場合は
世界的に大きな動きになるかも知れません。

引き続き、世界市場の動きに注視していきましょう。
最近の日経平均は特にドイツDAXとの連動性が高いようです。
また最近は日本、海外ともに債券金利の変動も激しく
直近、私は確定拠出年金のポートフォリオを
日本国債、外国債中心にしていますので
これらの動きも気になっています。
確定拠出年金の方も、機会があればまた書こうと思います。

イエレンさんの発言は失言のはずが無く
そう遠くない利上げに向けてのものと思いますし
個人的にはまだ世界が一気にリスクオンになるような
状況ではないように思うのですが・・・
(しかしブログに書くと逆を行くので・・・)

GWが明けて、今週から仕事も相場も本格的に再開です。
頑張っていきましょう。

4月からの職場、なかなか余裕がなく
私は今後もしばらくは
余裕のある時に少しナイトセッションで225ミニを触る程度で
基本は様子見を続けることになると思います。

(※投資は自己責任でお願いします。)

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