2024年組の入試がほぼ終わり、塾では新学年がスタートしたことと思います。約4年間の伴走期間の中で、私は新6年のこの2、3月が一番きつく感じ、また不安が大きかった時期なので、どなたかの参考になればと思い、少し振り返りたいと思います。

 

 

最後まで伴走を終えましたが、中学受験カリキュラムの個人的な大局観は以前ブログで書いたものから変わっていません。

 

入塾前は塾で勉強するための基礎学力と家庭学習習慣を身に着けておく期間。4年生は5年生に向けた準備期間(塾のシステムに慣れ、回し方を確立する)。5年生がカリキュラムの1周目6年生前半は新しい内容も加えつつ深めてもう1周。6年生夏休みはさらに深めながらもう1周して全範囲終了。6年夏休み以降は全範囲を仕上げながら志望校別対策をしていく。――こんな感じです。

 

 

日能研ではそれまで他の大手塾と比べてゆっくり進んできたツケがこの6年前半で一気にくる(新しい内容がまだ結構多い)と感じました。そのうえ日特が始まって土曜も日曜も塾があるので、それまで土日で何とかしていた場合には如何ともしがたい状態になります。我が家は前期日特に通ってよかったと思っていますが、それによりカリキュラムを回せなくなるくらいなら取らない選択もありだと思います。

 

なるべく授業で吸収して帰ってくること、(繰り返しに頼らず)なるべく栄冠1.5周くらいで何とかすること、という方向性で努力しつつ、塾なし日の勉強時間を増やして何とか乗り切りました。

 

この時期に受けた育成テスト公開模試、記述力模試が3年間を通して最低の成績で、さらに通塾校舎の合格実績や頼りにしていた先生の異動、後期の志望校別特訓に対する情報不足からくる不安などが重なり、個人的には本当に苦しい時期でした(↓関連記事)。

 

 

↓こちら日能研akira先生のご著書です。学年が上がってきて改めて読むと新たに気づく(身に沁みる…)ことも多いと思います。

 

この苦しい6年前半を乗り切ったら、6年夏休み頃からは長男の成績も私のメンタルも安定してきました。今が苦しい方は何とか乗り切っていただければと思います。難関校を目指す場合の注意点などはまたおいおい書いていきます。

 

新学年になって何か知りたいことがある方は気軽に質問下さいね。私はこの時期に知りたいことがたくさんあり、優しい先輩方にたくさん助けていただきましたので。

 

Mr.Children / 祈り~涙の軌道

無防備な夢想家だって誰かが揶揄しても

揺るがぬ想いを 願いを 持ち続けたい