クレーンゲームの景品が欲しくて、何回もお金をつぎ込んだ経験がある人もいることだろう。では、景品の代わりにおいしいエサが入っていたら、動物もクレーンゲームをするのだろうか?
クレーンゲームのしくみを教えるにあたり、動画を見せて学んでもらう、飼育員さんがプレイをしてみせて学んでもらう、などいろんな方法を試しています。ピラティスなどのエクササイズを教える時にも様々な教え方があり、生徒さんにわかりやすい方法を選んで教えているインストラクターも多いでしょう。あれこれと試してみて、失敗を繰り返していくことで目標に近づく、というのは、わたし達が何かを学んでいくことにも共通していますよね。
先の記事の中に『初めて成功した時は「偶然」うまくいったようにも見える』とありますが、何かができる時にはあれこれ試した結果、偶然成功することって結構ありますよね。最初はたまたまでも、繰り返しやっていくとその"たまたま"の確率が上がって、"こうすればご褒美がもらえる"と法則性がおのずとわかってきます。
クレーンゲームとは難易度が違いますが、家でも犬用の知育トイで遊ばせることがあります。犬も何回か繰り返して遊ぶうちにしくみを理解して素早くおやつをゲットできるようになってきます。美味しいおやつがあれば、夢中になって遊びますよね。
失敗を繰り返すことで、こんな時にはこれがうまく行った、これはうまく行かなかった、という経験を積み上げていきます。そんなオーガニックな学びを通じて得たものは、少し状況が変わった時にも応用がききやすいのではないかと思います。
今回、クレーンゲームに成功した大樹くん、好奇心旺盛な性格だそうで。好奇心も、物事を解決したり新しいことを見つけるための鍵になるのかもしれません。
失敗を恐れずに、遊び心を忘れずに、楽しんでいろんなことにチャレンジすると世界が広がりそうですね。
■ 外部でのワークショッ