おはようございます!

 

marbleです。

 

今日は、プロフィールにも書きました、

教室が形になってきてから、直面した

ピアノ教室の運営の難しさについて

ちょっと語ろうと思います。

 

生徒さんが増えて、一週間がレッスンで埋まった

のは、ピアノ教室を開いて5年以上経った頃

でしょうか。

 

生徒さんが増えるということは、いろんな生徒さんも

いるということで、困ったこともありました。

 

前もっておことわりしますと、すべては

私が教室のガイドラインをちゃんと作っていなかった

私の責任なのです。

 

レッスン規約を作りきっかけの一つにもなった

 

「どこまでが休みか」問題。

 

「家族旅行に行くので、できればその旅行に行く週と

 先生のお休みされる週が同じだとありがたいのですが…」

 

「この日はレッスン時間まで帰ってこれないので

 先生の空いている日でかまわないので、その時にレッスンを

 していただけますか?」

 

「日曜日が都合がいいので、今週のレッスンを日曜日に

 かえてもらってもいいでしょうか?」

 

「夏休みだから、9時から行ってもいいですか?」

 

当時の私は、とっさの要望に、「え、ええ、いいですよ」

と安請け合いをしてしまったレッスンもありました。

 

ほんとはすごく困ります。

先生のスケジュールを生徒さんの都合に合わせてほしい

ということですから。

 

あとから冷静になって頭にうかぶ疑問。

 

(それって、生徒さんの都合で休む理由じゃないのかな)

(病欠以外は、補充してもらえるっていう解釈なんだろうか)

(なるべくお休みしないでレッスンを受けたいと思って

 もらえるのはうれしいことだし、やっぱり補充レッスンを

 オッケーにするべきかな)

 

なんて、いつの間にか生徒さん主体の考え方になるわけです^^;

 

この件について、若かった私は1ヶ月くらい悩みました。

この補充レッスンを受けてしまったことに後悔し、

 

またこんなことがあったらどうしよう。

当時抱えていた生徒さん全員にそれを対応したら、

えらいことになります。

今回だけってわかってくれているだろうか。

他の生徒さんにそれが知れたら、あれ?いいの?って

なるよね。

 

やっぱりちゃんとそれはできないと今後のために

言うべきなんじゃないだろうか。

 

事実、休みにしていた日を補充レッスンで何度休みが

なくなったことでしょう。休みの日に、一人でもレッスンを

入れたら、それはもう仕事の日になります。

 

若かったので、先生にお願いしてみればなんとかなるかも、

みたいに思われていた部分もありました。

 

悪気はないんです。

無理だったらしょうがないか、くらいのほんとに

軽い気持ちなんです。

 

この軽い気持ちが私にはすごく辛かったんです。

いいお母さんたちばっかりだったから。

 

悩んだ末、紙に書きだして心の整理をしました。

浮かんだ疑問を箇条書きにして

それの答えを書いていく作業。

そして、

 

『そうだ、そうだよ。ダメだよやっぱ。行けない理由がある

 なら、それはレッスンに行きたいけど、お休みしないと

 いけない日。どっちも叶えるには、誰かが犠牲を払うこと

 になるよね(この場合は私)。想定外の要望をぜんぶ

 カバーしてたら体も心も持たない。そしたら、

 何よりも生徒さんに迷惑をかけるじゃないか』

 

と、ようやく自分を取り戻します。

 

次はさて、それをどうやって伝えようか。

 

正直当時、困ったと言うかあまりにもしょっちゅう

なので、怒りにも近い精神状態でしたが(笑)

一度お便りに書いて渡そうと、プリントアウトまでしました。

 

でも、渡す段階になるとやっぱり躊躇してしまうんです(笑

 

そこで、次に同じような要望があったときに

直接お話ししてわかってもらおうと決めました。

一度ちゃんと紙に書いていることなので、

今度は、ちゃんと説明できる私がいました。

 

もちろん、あっさりと納得してくださいました。

なんだったんだ、あの悩んだ日々は、という

くらいに(笑

 

かえって、先生にご迷惑をかけて申し訳なかった

とおっしゃるお母さんもいました。

 

その数年後に、レッスン規約というのを作って

その補充レッスンの件も明記しました。

 

レッスン日は前もって約束されたものなのだから

何をおいても優先してもらって、

やむを得ないときはお休みということで納得して

いただく必要があります。

 

「別の習い事は曜日をずらしてもらえないので、

ピアノのレッスンが変更できれば」

みたいなのもあったので、

 

ピアノ教室のスケジュールは変更してもらえる

 

という誤解をされないように丁寧に説明する必要が

あるなーと心底思いました。

 

補充レッスン○回までは対応しますという教室も

ありますよね。

 

でも平気な先生は平気だったりします^^

好きだから何回でもやっちゃうのよねと(笑

それは先生の器というか、タイプによります。

 

どこのピアノ教室行きたいかを決める条件として、

補充レッスンしてくれるかどうかを教室選びの

ポイントにしている方もいるのも事実です。

 

その前に、自分が対応できるかどうか、それをした結果

起こり得るリスクも考えて引き受けるどうか

あらかじめ決めておくべきだなと思います。

 

 

 

経験するから悩む。

 

悩むからもっといい教室になる。

 

結果、生徒さんのためになって、

 

長く教室を続けていられます^^

 

 

 

 

 

 

+:-:+:-:+:-:+:-:+:-:+:-:+:-:+:-:+:-:+:-:+:-:+:-:+:-:+:-+:-:-+

 

⇨ Piano Life 〜ピアノ教室を開こう〜

サイトリニューアルしました。遊びにきてね!



+:-:+:-:+:-:+:-:+:-:+:-:+:-:+:-:+:-:+:-:+:-:+:-:+:-:+:-+:-:-+