一度は訪れてみたいと思っていた、天空都市「マチピチュ」。

何度も写真や映像で見たことはありましたが、遺跡の入り口を抜け

目の前にマチピチュの遺跡の全貌があらわれると、そこはまるで別世界で

そびえたつ山々の上にかかる雲が、本当にすぐ近くに感じられました。

数百年ものあいだ発見されず、時代に置き去りにされていたからこそ

インカ文明全盛期の栄光が、手つかずで残されているそうです。

現代の最先端の建築機械を利用したとしても、動かすことさえ容易ではない

これらの巨石を使って、インカ帝国の人たちは、どうやってこんな素晴らしい都市を

築くことができたのだろう。

遺跡の巨石の一つ一つが、隙間なく丁寧に積み上げられ、

完成されたそれぞれの建物からは

インカの人々が、この遥かな大地を愛し、自然に感謝し、

共に生きる喜びが伝わってくるようでした。

日本でもよく知られる、ケーナという楽器で奏でる「コンドルが飛んでいく」も

このインカの昔から伝えられてきた民族音楽で、

今も世界中の人々から愛されています。

なぜか、このメロディーを聞くと、とても懐かしい気持ちになります。

地球の裏側のアンデスの、言葉も通じない人々の奏でるメロディーが

こんなにも世界中で愛され、人々の心を打つのは、

きっと、そこには厳しい自然と共に生きるという想い込められていて、

その想いが時代や民族を問わず、私たち人類が受け継いだＤＮＡの中に

今も生きているからではないかと思います。

しばらくは、「コンドルは飛んでいく」を聞きながら、アクセサリー製作です！

後半の2日間は、メキシコシティの見学に、テオティワカン遺跡の観光、

そして自由時間に、日本人が経営する「メキシコオパール」のお店へ行きました。

メキシコ市内のホテルの中にあり、日本へオパールを卸したり

メキシコ在住の、日本の駐在員の方へも販売もさているそうです。

こちらで扱われている多くのオパールは、宝石質の貴石（プレシャスストーン）で

綺麗なカボションに加工され、１８Ｋの台座にはめ込まれたものだったので

仕入れはできませんでしたが、母岩についたオパールを見せていただきました。

オパールは、白、黄、赤、オレンジ、緑、ブルーと、一つの石の中に

たくさんの色を持ち、虹ようなきらめき（遊色）が美しいものが上質とされます。

この母岩は、それぞれ、赤系と青系のオパールです。

ちょっと、目みたいでこわいですね。。。(^o^;)

どちらも、大変質の良いオパールです！

ただ、、私にはちょっと強いかな、という感じで

数時間お邪魔していたので、最後の方は頭がクラクラしてました～。

今後、もう少し遊色の優しい、オレンジや赤の単色

白とブルーの素敵な組み合わせのオパールがあったら

アクセサリーに出来たらいいなと思います

最後まで読んでいただいてありがとうございます