昨日、東日本大震災から9年
もしかしたら昨年も同じこと書いてたかもしれませんが、
当時のSakiはエアラインではまだ駆け出しのPロットで、
震災発生時は関空へ進入中のコックピットの中、
着いたホテルでTVをつけたその瞬間、
中継はまさに今津波が北陸の沿岸を襲っている映像でした。
その時の衝撃は一生忘れることはありません。
そしてその日、
関西空港は羽田と成田に降りれなかったダイバート機が集中してパンク、
ホテルのロビーは降ろされた乗客の人達で溢れかえりました。
翌日、運航再開したばかりの羽田空港へ朝一で飛び、
対岸で真っ黒な煙をあげて燃え盛るコンビナートを見て再び衝撃を受けました。
関東でも余震が続いていたため、
羽田での燃料補給は行わなかったのですが、
それでも外部点検中に大きな余震が来たときには、
もし今ここに津波が来たら…
と気が気でなかったことをよく覚えています。
あの時は、
自分には何ができるだろうかと考えましたが、
せいぜい募金を少ししたくらいで、
結局何もできませんでした。
あれから9年、
なんだか自分は何も変わっていない気がします。
僕には、
被災され、大切な人を亡くされた方々にかける言葉はみつかりません。
ただ、
今自分がここに生かされていることに感謝しなければいけない
そう感じています。